優しくエアリーな歌声と繊細な音楽世界で魅せるシンガーソングライター、くすり。


1997年生まれ、愛知県出身の彼女は、4歳で鍵盤を、高校生でアコースティックギターや作詞作曲を始め、音楽活動をスタート。

2017年には未確認フェスティバルでファイナルまで進出するなど、独自の世界観を確立しながら着実に評価を高めてきた。

その音楽はJ-POPにフォークやブルース、カントリーなどのエッセンスをごく自然に取り入れ、

弾き語りを中心としつつもバンドセットでの表現なども見せながら、現在進行形で多彩に進化し続けている。


2021年に入ってからは、SEKAI NO OWARIやOfficial髭男dismなどを手がけてきた音楽プロデューサーの保本真吾氏による、

SNS発の次世代アーティスト発掘企画「EnjoyMusic!」に参加。

そのことがきっかけとなって音楽の幅をさらに広げ、ますます活動の勢いを高めている。

2020年代の邦楽シーンにおいて、要注目のニューカマーだ。




・くすり 1st full Album 「こたえ」トレーラー



2019年に発表された自身初のアルバム「こたえ」。

初めてのレコーディング作品ながら全12曲を収録したフルアルバムという意欲作だ。


軽快なポップソングからメロウなミディアムナンバー、

少ししんみりさせられるストーリーソングまで、この頃から表現の多彩さを発揮している。

アコースティックギター弾き語りを軸に据えた素朴でミニマルなサウンドも、

彼女の紡ぐ言葉やメロディの魅力をより際立たせてくれる。


この時点でのくすりの集大成と言える作品だそうで、

なかでもM10「こたえあわせ」はこれまでの活動や自身の成長について、

まさに「こたえあわせ」をしているような強いメッセージ性が込められているのが印象的だ。



・上京ブルース - くすり(Music Video)



2020年にMVが公開された「上京ブルース」は、タイトル通り上京への強い憧れを歌ったフォークナンバー。


音楽活動をより本格的に頑張りたいと思ったときに作った楽曲だそうで、

その中には「上京したい!」と思いながらも上京できない言い訳を重ねている自分への喝や、

そんな自分の背中を押す応援歌としての意味も込められているという。


MVは東京でリリースライブを行った際の道中やステージの映像を使っていて、

東京への思いを募らせる彼女の内面がよりダイレクトに伝わってくる。

「東京」という、ミュージシャンにとって特別な地への愛と希望が詰まったリアルな一曲として聴いてみてほしい。


・名前をつける


https://nex-tone.link/A00091954


音楽プロデューサーの保本真吾氏による新人発掘プロジェクト「EnjoyMusic!」への参加が叶った楽曲が、

同企画のコンピレーションCDにも収録された「名前をつける」。


アレンジは保本氏が自ら手がけていて、ピアノ、ストリングス、

バンドのフル編成による奥行きのあるダイナミックなサウンドには、

作曲者である彼女自身も驚いたという。


世知辛い現実の世の中で、少し不器用に、そして自分なりに楽しく生きていく。

そんな等身大のストーリーが緻密な表現や繊細な温度感で形を成した、

くすりというシンガーソングライターの最新形を見せる渾身の一曲として必聴だ。




現在は新曲の制作を進めており、新たなアルバムのリリースなどに向けて動き始めているというくすり。

今後も作品制作からライブまで幅広く力を入れていき、大きな目標としては

アメリカの超大規模フェスであるコーチェラ・フェスティバルへの出演を目指しているという。

その音楽世界を着実に多くの人に届けながら前進するくすりから、今後も目が離せない。


【リリース情報】


2021.11.3 デジタルリリース
「Enjoy Music! New Wave Generations Vol.2 Chapter #3」

https://nex-tone.link/A00091954