Vo.みくる、Gt.りょう、Ba.りな、Dr.ゆーやんの4人で構成されるガールズロックバンド、エルフリーデ。

サウンドプロデュースにQuintの小田内志徳を迎えて2017年8月に結成された彼女たちは、同年11月に初お披露目となるワンマンライブをTSUTAYA O-Crestにて開催、ソールドアウトさせるという異例のスタートダッシュを切った。活動当初から大きな注目を浴び、現在進行形で話題を集め続けている期待のニューカマーだ。

一見するとアイドルのような可愛いルックスが印象的なエルフリーデだが、そのサウンドを一度聴くと、まぎれもなく本物の「ロックバンド」であることが分かる。邦楽ギターロック、ラウドロック、エモなどのエッセンスを織り交ぜながら、キャッチーでメロディアスな音楽性には彼女たちの個性がしっかりと活かされていて、ひとつのバンドとして早くも完成形を見せている。

そんなエルフリーデの楽曲を実際に聴きながら、その魅力を体感していこう。



●Starlight 



まず最初に紹介するのは、エルフリーデ初のMVとして公開された「Starlight」だ。 イントロからインパクトのあるサビのメロディときらびやかなギターサウンドが印象的なこの曲は、「Starlight(星の光)」というタイトルの通り、突き抜けるような空の広さと、星がきらめく切なさを感じられるロックナンバーとなっている。 歌詞では自分を支えてくれる大切な人の存在を感じながら、辛くても歯を食いしばって前に進んでいこうとする決意が力強く描かれていて、ストレートで疾走感あふれるサウンドも相まって、ポジティブな勇気をくれる。 バンドのお披露目となるMVにぴったりの、一度聴くだけでしっかりと印象に残るキラーチューンだ。



●Vibration



爽やかなキャッチーさを前面に押し出した「Starlight」から打って変わって、2作目となるMV「Vibration」では、重たいサウンドと鋭いメロディでさらなる可能性を見せてくれたエルフリーデ。

この曲では、分厚く歪んだギターの絡みと不協和音を上手く取り込んだリフがラウドな世界観を形作り、重厚なベースとパワフルなドラムがその根幹を支えて、どっしりと地に足のついたアンサンブルを聴かせてくれる。 歌詞も「流行」や「SNS」など、現代社会の後ろ暗い部分を皮肉って、その中で確かな「自分」というものを歌うシニカルな内容になっていて、アーティストとしての表現力の広さを感じさせてくれる。

ロックバンドとしての、さらなるポテンシャルを感じられる一曲だ。


新人バンドとしては異例の注目を集め、その話題性を裏づけるように、MVで確かなクオリティの楽曲とパフォーマンスを披露してくれているエルフリーデ。これから活動を続けていけば、邦楽ロックシーンの中でますますその存在感が大きくなっていくのは間違いない。 紹介した2曲も収録の1st mini album『LOVE &』が絶賛発売中の彼女たち。まずはその作品に触れて、エルフリーデというバンドの可能性を感じてもらいたい。 そして、彼女たちの公式HPやTwitterで、活動情報をしっかりとチェックしていこう。


【公式HP】http://el-friede.net/

【Twitter】https://twitter.com/elfri_official


【リリース情報】 

エルフリーデ  1st mini album 「LOVE & 」 

 ¥2000円 (全7曲入り)  

 1,E.L.F. 

 2,Hello Goodbye  

 3,Starlight  

 4,memory  

 5,Vibration  

 6,tears  

 7,PASSION