完全セルフプロデュースで“幻”じゃないカワイイを作り上げるDIYアイドル・幻.no(まぼろしドットノー)。

2013年から活動していたアイドルグループ・マボロシ可憐GeNEのメンバーであった早乙女ゆみの、沖本蒼奈、日奈森あこ、水神結真が共に同グループを卒業し、マボロシ可憐GeNEの活動停止と共に、幻.noを発足。前グループでは“メンバーが幻”というコンセプトだったが、卒業の意を込めて「幻なんかじゃなかったんだ…!」をコンセプトに掲げている。 楽曲制作から振り付け、衣装やイベントのブッキング、広告デザイン、グッズ製作に至るまで、メンバー自身で担当する完全DIY思考を貫くアイドルグループとして、再びアイドル界に降臨したのだ。

月15本以上のライブを行い、精力的に活動しており、特に毎月第2・第4金曜日に開催されている定期公演は1000円という驚きの安さで、彼女たちを拝むことができると話題を集めている。

最近ではZepp Tokyoやホールなど、大型ステージでの出演も増え、着実にアイドル界のビッグウェーブに乗りつつある幻.no。4月に始動したばかりだが、自身の努力と野心が生み出す彼女たちの世界には、男性ファンはもちろん女性のファンをも虜にする。彼女たちの頑張りとアイドルとして輝く姿を、ぜひとも多くの人に知ってもらいたいと思い、今回お披露目時に発表された楽曲『テキメキカーニバル』のMVを用いて、彼女たちの魅力を伝えたいと思う。



●幻.no『テキメキカーニバル』MV 


アイドルの楽曲で、ここまでイントロからぞくっとするほどのカッコ良さを覚えたことはあるだろうか。まずこの楽曲のクオリティの高さに度肝を抜かれた。 サビからスタートする曲展開や、間奏を多く取り入れるなど、曲構成も巧みで、他のアイドルの楽曲と一線を画している。ロックなサウンドとリズミカルでキャッチーなメロディを絶妙に融合させたハイクオリティな楽曲は、とても印象に残りやすく、彼女たちの歌声ともマッチしている。

早乙女のアイドルらしさ満点のキュートボイスに、沖本の素朴で透明感ある歌声、日奈森のアニメチックな声、水神のふわりとした澄んだ歌声。異なる4人の歌声は、どこか幻想的な儚さを見せる。気取らない歌声がとても素直で、可愛らしい。

このあどけない歌声のハーモニーがとてもきれいで、アイドルということを除いても、楽曲としてとても魅力的であり、聴き入ってしまう。

アイドルらしい衣装を身にまとい、ダンスをして歌う。しかし、この“ひとりの女の子”を感じさせる素朴さを絶やさないのも、幻.noならではの魅力ではないだろうか。

そして、沖本が担当したという歌詞は、「楽しいことをやり尽くしたい!」という幻.noの気持ちが大きく反映されている。着飾ったアイドルではなく、楽しいことを貪欲に取り入れたい。面白いことをしたい。そんな彼女たちの気持ちは歌詞のみならず、MVにもふんだんに取り込まれている。

日奈森がビールを飲んで幸せそうな顔をするところなんて、アイドルのMVではあまり見かけない事例。しかし、そこにこそ愛着が沸くというものだ。

歌って踊るライブシーンも、キュートなセットの中密着し合いながら歌うシーンも、彼女たちのこだわりが散りばめられている。

幻.noの可愛さを堪能しながら、ハイクオリティな楽曲にも大満足。完成度の高い楽曲で再スタートを切った彼女たち4人が、今後どんな楽曲を用意し、どんなパフォーマンスをするのか。期待値は上がる一方だ。


他のアイドルがやったことがないであろうことをやっていきたいと語る幻.no。

実際に、女の子限定イベントを開催するなど、色んなアプローチにチャレンジしている、 定期公演はもちろん、東京近郊でのライブ活動も多く、彼女たちを直に観ることができる機会は多い。しかし、先述にもあるように、大きいステージに進出し始めている今、今後間近で見られる機会が必ずあるとは言い切れない。いち早く、幻.noの“幻じゃない可愛さ”を目撃してほしい。


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