中込幸輝 、柳沢卓 、益満洸輝の3人によって、2017年8月に結成されたボーカルユニット「空想リアリティ」。

「4分間のラブストーリー、少女漫画系ラブソングユニット」をコンセプトに持つ彼らは、ラブソングしか歌わない、という信条をかかげている。どこかノスタルジックなユニット名にも、「空想にいるのかリアルにいるのか分からないような恋心を歌う」というテーマが込められているそうだ。

毎月最終金曜日の池袋シアターYESでの定期公演をはじめ、結成当初から数多くのライブをこなしてきた空想リアリティ。確かな実力のパフォーマンスとファンとの交流を重視した物販プログラムで、着実に注目度を上げてきた。

そんな彼らの楽曲を、実際に見てみよう。



●転校初日のプロブレム



「転校初日のプロブレム」は、空想リアリティ初のMVとして公開された楽曲だ。

その魅力はなんといってもストーリー性豊かな歌詞で、タイトル通り「転校初日」という期待と不安に満ちた一日の波乱万丈なエピソードが、転校生の女の子の目線でリアルに描かれている。

「登校中に男子とぶつかる」という出会いからはじまって、たまたま同じクラスだったその男子と教室で再会、最初は「あんたなんて」と思っていても次第に目で追ってしまい、気持ちも向いていって……という甘酸っぱい物語は、青春真っただ中の世代にとっては胸にキュンと来ること間違いなしだ。

ポップでキャッチーなサウンドやメロディも注目ポイントで、疾走感のある王道のJ-POPとして聴きごたえのある、キラーチューンに仕上がっている。

さらに、どこかコミカルで青春ドラマ風のMVも見どころだ。



●君の好きな…



「君の好きな……」は、先ほど紹介したポップチューン「転校初日のプロブレム」とは打って変わって、ダンサンブルで攻めの姿勢が見えるロックナンバーだ。

その歌詞では失恋を引きずる切ない気持ちが生々しく表現されていて、実際にこんな経験をした人にとってはグサッと心に刺さる一曲になっている。世界観は切ないが、曲がアップテンポなので決して湿っぽくはならず、あっけらかんとした雰囲気も漂っているのが特徴だ。

動画でも分かるように、ライブを大きく盛り上げる定番曲にもなっていて、変化球の「男泣き」のラブソングとしてインパクトがある。



●ガチLOVE♡口上曲



タイトルも曲調もハイテンションで明るい「ガチLOVE♡口上曲」も、空想リアリティのライブを盛り上げる定番のキラーチューンのひとつだ。

ラブソングを持ち味とする彼ららしく、ド直球の愛を歌う歌詞も見どころのひとつとなっている。女性ファンとしては、聴いていて思わずドキッとしてしまうこと間違いなしの一曲だろう。

タイトルに「口上曲」とあるように、客席からの口上・コールと合わさってひとつの作品に仕上がっているともいえるこの曲は、ライブ前に動画でセリフをチェックしてから行くと、より会場の一体感を楽しめるだろう。



圧倒的な純度のポップさと甘酸っぱさを兼ね備えた空想リアリティの世界観は、恋や青春を楽しむ真っ盛りの世代なら、その歌詞に共感できてキュンとさせられること間違いなしだ。

2019年2月21日にはワンマンライブも控えているということもあって、ますます注目度が高まっている彼ら。常にハイペースのライブ活動を展開しているので、その音楽やパフォーマンスにピンときた方は、是非空想リアリティのライブ会場に足を運んでみてほしい。

彼らの活動情報は、公式Twitterで要チェックだ。


【公式Twitter】https://twitter.com/kuso_reality