2011年の結成から2018年5月の解散まで、邦楽ガールズロックシーンの最前線で活躍したロックバンド、Chelsy。そのVo.Gt.として活動していた美緒によるソロプロジェクトが、「GIVE ME OW(ギブミーオー)」だ。

2016年からGIVE ME OW名義での活動を開始していた彼女は、バンド解散後の2018年7月に自主企画「この身ひとつでギブミーオー」を原宿ストロボカフェで開催。それを皮切りに、4ヶ月連続で【てのりサウンド】と名づけられた会場限定音源のリリースを開始した。

このハイペースな活動によって現在進行形で注目を集めているGIVE ME OWは、4ヶ月連続リリースの最終作となる音源を10月20日にリリースすると発表。同日渋谷eggmanで自身初となるワンマンライブを開催予定だ。
中学生の頃にYUIに憧れたのがギターを手に取ってオリジナル曲を作るきっかけになったという彼女は、元々演劇部に所属していたが辞める決心をし音楽活動を開始。鍵盤弾き語りをしていた友人に誘われたのがライブ出演のはじまりということで、そのルーツは現在のGIVE ME OWのような、弾き語りスタイルにあると言える。
その後、「YUIのバックバンドのメンバーからレッスンを受けられる」という点に惹かれてChelsy結成のきっかけになったオーディションに応募。Chelsyでの活躍を経て今に至る。
バンドの解散後は一人でフロントに立つ「ソロ」という形での活動に緊張も感じているそうだが、協力しあえるスタッフ、そして何よりもバンド時代から変わらず応援してくれるファンの存在もあって「自分は一人じゃない」と思えるという。
そんなGIVE ME OWの音楽性は、弾き語りスタイルを中心とした、シンガーソングライターとして王道のものになっている。彼女にとってはまさに原点回帰ともいえるスタイルで、まっさらな状態になって活動できていると感じているそうだ。
実際に、その楽曲を聴いてみよう。


●さよならスカート



GIVE ME OW初のMVとして公開された「さよならスカート」は、優しく温かいアコースティックサウンドと、美緒の繊細な歌声が印象的なバラードナンバーだ。
その歌詞では、かつて大切な人だった「あなた」に似合うと言われて着ていた服に別れを告げるストーリーが歌われていて、「さよならスカート」というタイトルにも物語の切なさが表れている。
徐々に盛り上がっていくアンサンブルは歌詞に込められた感情が高まっていくのを表現しているようで、ただ静かで悲しいだけではない、聴き手の胸を締めつけるようなエモーショナルさもこの曲の魅力のひとつだ。
GIVE ME OWの最初の代表曲になっていくこと間違いなしの、センチメンタルな名曲と言えるだろう。

〜本人よりコメント〜
恋人とさよならしても、良いも悪いも思い出が消えるわけじゃなくて、むしろそれを自分達のなかだけのずっと輝いてる宝物にしておいてほしい。という気持ちを曲に込めました。かねてから魅力的だと思っていた早乙女ゆうちゃんに出演して頂き、より自分の思い描く世界観が映し出せました、二人だけの良いも悪いも重ねて聞いてほしいです。

美緒にとって、これからの音楽活動の軸になっていくであろうGIVE ME OWでの活動。そこには「バンド時代の経験をプラスに変えながら、これまでとは違う新しい自分の活動を見てもらいたい」という気持ちも込められている。
GIVE ME OWとしては初めてのワンマンライブも控え、歩みを止めることなく進んでいく彼女の活動に、これからも要注目だ。
その前進の様子は、公式HPやTwitterでチェックしていこう。

【公式HP】https://www.givemeowofficial.com/
【Twitter】https://twitter.com/12miooooopy

【イベント情報】
2018.10.20(Sat)
GIVE ME OW てのりサウンドM4発売日
1stワンマンライブ​
『アーバンガールは染まりたい!』
会場:渋谷eggman​
●プレイガイド受付
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002270280P0050001P006001P0030001
時間:開場17:30/開演18:00
チケット:前売・一般 ¥3,000/女性・学生 ¥2,500