埼玉県出身のフルート奏者、高橋紫微。
父が中国人、母が日本人という家庭に育ち、10歳からフルートを始める。
東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学器楽科フルート専攻を卒業。
2018年には準ミス・ワールド日本代表に選ばれる。
同年7月からは、歌と本物の演奏とパフォーマンスを融合したアイドルグループ『アイオケ』のフルート担当としても活躍しており、
同ユニットのデビュー曲『Catch The Dream』は、日本テレビ系番組『それって!?実際どうなの課』の2021年4月度エンディングテーマ
となった。
さらにヴァイオリニストRiOとのユニット『はんぶんこ』としても活動中。
同ユニット1stシングル『Metamorphose』は、日本テレビ系番組『バズリズム02』の2021年4月度POWER PLAYに選定された。
そして、2021年9月1日には「ミニアルバム『asymmetry』をリリース。
また、台湾台南市親善大使としての顔も持ち、2018年から現在に亘り、台湾と日本の架け橋にもなっている。
・オペラ座の怪人 EDM Ver.で吹いてみた!
「楽しむ程度ではあるが、コスプレも好きで自身のチャンネルではコスプレをして吹いてみた動画をやっている」という彼女。
衣装も含めて、没入できる世界観を創出しているこちらは、2020年9月のバースデーライブにてお披露目した、
オペラ座の怪人のEDMバージョン。
ダンスとの共演になっており、一般的なライブとは一味違うパフォーマンスを見せている。
もちろん、視覚的にだけではなく、耳でも楽しめる。
EDM的にノリを抜群にした『オペラ座の怪人』と、フルートの美しく凛とした音色との何とも言えないバランス感がクセになる。
異世界にトリップさせられて、そこで踊りあかすような、そんな感覚を味わうことが出来るだろう。
・はんぶんこ / Metamorphose (MUSIC VIDEO)
ミニアルバム「asymmetry」配信サイト:https://linkco.re/GXcgyz2s
ヴァイオリニストRiOとのユニット『はんぶんこ』の1stシングル『Metamorphose』。
ヴァイオリンとフルートという二つのクラシック楽器を演奏する2人が、力強く重たいロックサウンドに乗せてその音を放つ。
自身としてもクラシックの楽曲のロックアレンジを行っている彼女だけに、こうしたロック色の強いサウンドにも、
全く違和感なくフルートの音色を重ねている。
そんな彼女のフルートとRiOのヴァイオリンによって、重たいロックサウンドを気高く昇華。
かっこよさと美しさ、品の良さと荒々しさの両方を感じることが出来る、いうなれば贅沢な1曲に仕上がっている。
注目ポイントは落サビ前の静かな展開からのソロ。
まるで二人のバトルかのように、あるいは聴く者への二人からの合体攻撃のようにソロが届けられ、やられてしまう。
そして『Metamorphose』含む全6曲が収録された、ミニアルバム『asymmetry』が9月1日にリリースされた。
はんぶんこ自身の名刺代わりのような、また、はんぶんこのファンになってもらうのには最高のミニアルバムになっている。
タイトルの『asymmetry』には、フルートとヴァイオリンという2つの異なった楽器だったり、2人が似ているところ、
違ったところがすべて合わさることによって、より、パワーアップしたものを届けたいという意味が込められていると言う。
10月9日浅草花劇場にて行った初のワンマンライブでは、「Overtake」のMVを初公開するなど大盛況で幕を閉じたが、
その勢いは止まらず大阪でのワンマンライブも開催が決定した。チケットは現在発売中。
・『Catch The Dream』【デビュー曲】music video
フルートとして参加しているアイドルグループ『アイオケ』のデビュー曲『Catch The Dream』。
8人構成で、楽器担当のメンバーも踊るアイオケ。
ライブでクラシック的な楽曲を披露することもあるなど、アイドルシーンの中では異色の存在だといえる。
元々ずっとクラシックの世界を歩んできた高橋にとって、踊って演奏するようなアイドル活動は、
変な目で見られることもあったという。それでもその活動を続けてきた。
この楽曲『Catch The Dream』は、疾走感豊かなロックサウンドが光る、いうなれば王道アイドルソングだといえるだろう。
しかしもちろんただのアイドルソングでは終わらず、フルートやヴァイオリンなどの音色が強く存在感を発揮している。
それが顕著なのは、2分38秒頃からの展開だろう。
パワフルでエネルギッシュでカラフルで美しいこの楽曲からは、楽器の新しい可能性も、アイドルという存在の進化も、
両方とも感じられる。
「『バイオリニストといえば葉加瀬太郎さん』というイメージがあるように、
将来は、『フルーティストといえば高橋紫微』といわれるようになりたいです。直近の夢は
大きな会場でたくさんの人に楽しんでいただける「高橋紫微ワンマンLIVE」を開催することです!」
という彼女。
そこには、「クラシックを聴かない方にも知ってもらえるようなプレイヤーになりたい」という思いが込められている。
その活動や音からは、彼女が実際にそういう存在になることが容易に想像できる。
【LIVE情報】
チケット 5,500円(税込)
https://t.livepocket.jp/e/hanbunco_osaka