馬場俊英 ━━ 前進への新たな「ステップ」

1996年のデビュー以来、J-POPシーンの最前線で活躍してきたシンガーソングライター、馬場俊英（ばばとしひで）。

フォーライフ、ワーナーミュージック・ジャパン、ドリーミュージックなど様々なレーベルを渡り歩き、自主レーベル活動なども挟みながら、力強くも繊細な歌声と飾らない歌詞の世界観で、多くの音楽ファンを魅了してきた。

20年以上にわたる活動の中で、20作以上のシングルと10作以上のアルバムをリリースしてきた馬場俊英。その中でも、NHK紅白歌合戦への出場に披露された「スタートライン～新しい風」や、自身の人生をストーリー性豊かに描いた9分超えの超大作「人生という名の列車」は、その活動を代表する名曲として知られている。

そんな馬場俊英だが、2018年9月には通算18枚目となるアルバム「ステップ・バイ・ステップ」をリリース。スターダスト☆レビューの根本要やKAN、Kiroroの⽟城千春といった豪華ゲストを迎えたこのアルバムは、それまでの彼の活動の集大成とも言える大作に仕上がっている。

ここからは、そんな最新アルバム「ステップ・バイ・ステップ」を通して、シンガーソングライター馬場俊英の音楽の魅力を体感していこう。

●リード曲「ステップ・バイ・ステップ」

アルバムタイトルにもなっている表題曲「ステップ・バイ・ステップ」は、まさに今回のアルバムを代表するリードトラックと言える。シンガーソングライターの池⽥綾⼦と森⼤輔が共演したこの曲は、明日へと前進していくポジティブなストーリーが歌われた、弾けるようなポップナンバーだ。

馬場俊英を中心に3人の歌声が重なり合う曲展開は、聴いていると自然と気持ちが明るくなってくる。軽快で疾走感のあるサウンドも、そんな高揚感を加速させてくれる。

前へと進み始める勇気をくれるような、力強いメッセージソングだ。

●「ステップ・バイ・ステップ」トレイラー

「ステップ・バイ・ステップ」収録曲の魅力は、トレイラー動画でダイジェストで体感できる。

アルバムの顔とも言える名曲「ステップ・バイ・ステップ」、ダンサンブルで軽快なグルーヴが魅力の「Maybe Tomorrow」、地に足の着いたサウンドとパワフルな歌で魅せる「Ｋ点を超えるなら靴擦れを直せ」、心がほっとするような優しさを見せるバラード「ありがとうをあなたに」と、前半の4曲は緩急豊かに聴き手の感情を揺さぶってくる。

そこから、古き良きJ-POPの色味を感じさせる「天国でもう一度マリーミー！」、叙情的なミディアムナンバー「さよならシティライツ」、と落ち着いた曲が続き、ノスタルジックな爽快感を描く「同じものを見ていた」が感傷的な気持ちを呼び起こし、繊細で穏やかなバラード「幸せの坂道」が聴き手を包み込むようにアルバムのラストを飾る。

全8曲が見事に調和してひとつのストーリーを描く、壮大な名盤だ。

さらに、それぞれの曲に参加している豪華なゲストミュージシャンや、ベテランのアレンジャー陣にも注目してほしい。これほどの顔ぶれが集結したのも、馬場俊英の長年の活躍があってこそだと言えるのではないだろうか。

厳しい時期も大きな注目を集める時期も経験し、音楽シーンの中を着実に歩んできたからこそ、ベテランアーティストとして確かな人気を獲得してきた馬場俊英。

珠玉のJ-POPソングが詰まった「ステップ・バイ・ステップ」は、そんな彼の実力と注目度、そして「人とのつながり」が全て重なり合った結果生まれた名盤と言えるだろう。

2018年10月13日からは、そんなアルバムのリリースツアーである「馬場俊英 BAND TOUR 2018　ステップ・バイ・ステップ with Friends」もスタートしており、彼のパフォーマンスの魅力を各地域で体感できる。

アーティストとしてますます進化を続けていく馬場俊英の活動に、これからも要注目だ。

【公式HP】http://www.babatoshihide.com/

【Twitter】https://twitter.com/88_official

【リリース情報】