(L→R 梅田誠志、大岩沙彩、只熊良介、庸蔵、木村イオリ、丸山力巨)



tsukuyomi(ツクヨミ)。ジャズ界の鬼才・菊地成孔に師事を仰いだサックス奏者・庸蔵を中心としたジャズ・バンドで、2011年から活動を開始。菊地成孔仕込みの音楽理論をベースに自身の活動で得たエッセンスを加え再構築し、庸蔵が作曲からアレンジまで楽曲制作全般を手掛けている。また、過去のバンド活動の経験から「自分がその時々で本当にやりたい音楽をするため」メンバーや編成に関してはバンドというよりユニットというやや自由な形をとっているのが特徴。


2014年ファーストアルバム『honeymooner』をリリース。この作品からメンバー・ドラムス只熊良介、ガットギター丸山力巨、アコースティックベース梅田誠志というリズム隊は継続したまま、2018年11月には気鋭のジャズレーベルPlaywrightよりセカンドアルバム『Parallel Tripper』をリリース。今作から新たにピアノに木村イオリ(bohemian voodoo/Primitive Art Orchestra)とバイオリン大岩沙彩の2名を起用、さらに多彩かつソリッドなサウンドに変貌した姿をみせた。


メンバー全員が様々なアーティストとのコラボレーションやサポートをする機会も多く、他にもレコーディングはもちろん、庸蔵に至ってはプロデュースなど、多岐に渡る活動を行なっている。2015年には東京ビックサイトにて行われたイタリアの名門バイクメーカー、Ducatiの新ブランド『スクランブラー』ブースにて、楽曲製作および演奏を担当した。


彼らの音楽はジャズをベースとしているが、その音楽はどれもジャンルに囚われないフリースタイルを貫いている。生音、電子音それぞれの良さを活かし、ジャンルレスかつボーダーレスに“音楽”そのものを探求し続けるtsukuyomiリスナーは同じくボーダーレス。20代から40代を超える幅広い層のファンを持つという。


今回は『Parallel Tripper』リリースを機してtsukuyomiの魅力を最新楽曲を用いてご紹介したいと思う。



●tsukuyomi / Parallel Tripper



tsukuyomiが掲げるモットーは3つ。即興性かつ自由度が高い「ジャズ」であること。踊れる「ダンスミュージック」であること、誰でも口ずさめる「ポップス」であること。

その3つをまずは体感していただきたいと思う。

ジャズとだけ聴くと、華やかながらもしっとりした印象を持つ人も多いだろう。しかし、tsukuyomiの奏でるジャズの魅力は“爽快感”と“キャッチーなメロディ”。

リズミカルな展開から始まり、爽やかなメロディラインを奏でられていく。ソロプレイが重なる中、全員が息を合わせてぴったり重なる瞬間はとても気持ちが良い。音色づかいから小技の効かせ方まで実に互いの楽器パートを邪魔せず、隙間を埋めるように紡ぐその姿には、音源越しにでも息の合ったメンバーが繋がりを感じられるようだった。

しかし、全体的にはキャッチーなメロディが印象強く、メロディ進行もとてもポップだ。しっかりと聴けば、細かなテクニカルなプレイによる繊細な音が溢れているのだが、同時にわかりやすい音楽でもあるという、絶妙なバランスを保っているのだ。

そこに、ジャズならではのラグジュアリー感が加えられ、とれもおしゃれで爽やかな楽曲に仕上がっている。テンポ感も良く、それぞれが躍動感を生み出しては重ね続けていき、最後まで踊れるミュージックが展開されていく。中盤から後半にかけては各パートのソロの見せ場が用意され、次々とパスしていくのだが、これがまたかっこいい。彼らが掲げる“自由”を象徴するように、伸び伸びと高らかに鳴らす。パワフルに、そして楽しそうに。思うがままのフリースタイルで挑むソロは、個性が出るほど協調していくようだ。

その後ろでドラムが各パートのソロに合わせてニュアンスを変えていくのもまた面白い。最後にはサックスとバオリンのメロディがユニゾンを合図に音が再び集まっていき、バンド・サウンドとして終結する。このメンバーならではの一致団結された音を最後の最後に堪能できるのだ。

楽曲製作は庸蔵が頭に浮かんだイメージをピアノで形にするところから始まる。コード進行、リズムアレンジ、メロディラインという大きな枠組みを各パートごとの譜面に起こしてからメンバーに渡し、細部はそれぞれの感覚に任せるのだという。ただリハーサルの初演で、8割は完成版に近いテイクというのが驚きだ。

あとの2割はさらなるブラッシュアップ。メンバーの意見も交えながらさらに庸蔵が細かいアレンジを決めていく。メンバー全員の理解度が恐ろしく高く、アレンジやイメージの共有もスムーズだという。メンバーというよりは、もしかしたら各作品ごと・イベントごとのチームのような存在なのかもしれない。しかし、そこには固定グループには作ることができない“感性”に委ねた深い信頼が築けるのかもしれない。そう思ってしまうほどに、今作は息ぴったり具合が感じられる作品となっている。



tsukuyomiの年内の活動は、12月9日にタワーレコード池袋店にてインストアミニライブを開催するとのこと。観覧無料とのことなので、ぜひとも関東の方は足を運んでみてほしい。

また、来年2月22日には『Parallel Tripper』のリリースパーティーを渋谷wwwで開催する予定だ。大きなステージでの盛大なパーティーとなる。


春を先取りするつもりで、tsukuyomiの春風のような爽やかに変化するジャズミュージックを味わいにいってみてはいかがだろうか?



【リリース情報】


Jazz界の鬼才・菊地成孔に師事を仰いだsax奏者"庸蔵"のボーダーレスなセンスが反映したかのような様々な音楽世界を旅するジャンルレスなダンスミュージックを"ミュージックトリッパーズ"と掲げたtsukuyomiが2ndアルバムをプレイライトレーベルよりリリース!アルバムタイトルの『Parallel Tripper』は様々なリズムフィギュアからなる各楽曲を異世界(パラレルワールド)と捉え、その世界を自由自在に行き来する旅行者(トリッパー)という意味の造語。 (C)RS

発売日:2018/11/7


FORMAT:CD


規格№::PWT-051


税抜価格:2,500円+税

https://diskunion.net/diw/ct/detail/1007706920



【ライブ情報】

2018/12/9(日)

インストアミニライブ@タワレコ池袋 観覧無料!


2019/2/22(金)

tsukuyomi "Parallel Tripper" Release Party

渋谷www


OPEN/START 18:30 / 19:30

ADV./DOOR ¥3,500 / ¥4,000(税込 / オールスタンディング / ドリンク代別)

LINE UP tsukuyomi

TICKET 

一般発売:11/10(土)10:00


e+ / ローソンチケット[L:71608] / チケットぴあ[P:133-930]

INFORMATION 

WWW 03-5458-7685

https://www-shibuya.jp/schedule/009623.php