2018年11月に始動したアイドルグループ「キミノマワリ。」。BiSの元メンバーで、バンド「モルヒネ東京」などでも活動してきたナカヤマユキコがプロデュースを務める期待の大型新人として、今大きな注目を集めている。
メンバーは山本章加、小椋あい彩、白崎ゆな、斎木まこと、桜木美久、柊より、入榮透生の7人。ノスタルジックなセカイ系の色合いを感じさせるグループ名には「君の周りを何色にでも染めてあげる」というコンセプトがあり、これからどんな色にも染まっていけるメンバーたちが、「キミ(ファン)」の周りの世界を染めていく、という想いが込められているという。
まるで無地のキャンバスのように真っ白なアーティスト写真、どこか無垢で純粋な雰囲気を感じさせるメンバーの表情など、まだ目立つ個性がないからこそ、無限の可能性を秘めているグループだ。
・君の隣@池袋サンシャインシティ 噴水広場
グループのコンセプトを象徴する一曲「君の隣」。切なくメロディアスなミディアムバラードに仕上がっているこの曲は、夜の街を描くストーリー、真摯な想いが込められた歌詞で、聴き手を惹き込んでくれる。
ライブでもエンディングナンバーとして披露されることが多く、まさに「キミノマワリ。」というアーティストそのものを映し出した重要な一曲だと言えるだろう。
・取り返しがつかない私たち@AKIBAカルチャーズ劇場
キミノマワリ。の魅力の一つが、まるで淡い青春小説を読んでいるような、純朴でノスタルジックな空気感だ。そして、そんな彼女たちの一面がより色濃く表れたのが、この「取り返しがつかない私たち」だろう。
駆け抜けるようなサウンドと軽快なメロディの中にも、青春の一ページを刻むような情景がうかがえるこの曲。疾走感のあるアップナンバーとしても、必見だ。
さらに、オケのベースをELLEGARDENなどで知られる高田雄一が務めているのも注目ポイントとなっている。
・12月32日@池袋サンシャインシティ 噴水広場
「もしも12月31日の、その先があったら」。そんな気持ちを描いた独特のロックナンバーが、この「12月32日」だ。
歌詞はファンタジックで自由な発想に満ちた言葉が散りばめられていて、どこか不思議で異世界的な雰囲気が漂う。まさに、現実と地続きながら現実ではない「12月32日」というタイトルがぴったり当てはまるのではないだろうか。
シューゲイズなどの要素も感じられるサウンドも合わさって、先に紹介した「君の隣」とも「取り返しがつかない私たち」とも違う空気感を持つこの曲。キミノマワリ。の可能性の幅広さを感じさせるキラーチューンだ。
※上記3曲は、すべてBiS「nerve」の作曲者であるmiifuuが手がけている。
デビュー早々にハイペースなライブを展開し、3か月連続手売りシングルをリリースするなど、一気に勢いを見せている「キミノマワリ。」。可能性に満ちながらもその芯に確固たるメッセージ性を感じさせる世界観は、一度見ただけで、記憶に刻まれる不思議な存在感を放っている。
アイドル界に突如舞い降りた純粋無垢な期待の新星が、これからどんな活躍を見せてくれるのか、今から期待が高まる。その躍進は、公式HPやTwitterでしっかりと追っていこう。
5/18(土) 新宿MARZにて、1stワンマンライブ「まっさらな僕ら」を開催予定だ。
【Twitter】https://twitter.com/kimi_no_mawari