どこか懐かしいメロディと詞世界、バンドアンサンブルで魅せる4ピースロックバンド、ムノーノモーゼス。
2016年に神戸で結成されたムノーノモーゼスは、エモーショナルで繊細なボーカルと巧みなコーラスワーク、
普遍性を保ちながらも前衛的な姿勢も見せる大胆なアンサンブル、ノスタルジーをより現代的にアップデート
させた音楽性で支持を広げてきた。
フィジカル剥き出しの生演奏にこだわる表現スタイルも合わさって、デジタル時代、
ネット社会の常道から離れたところで独自のスタンダードを築き上げている。
各地のライブハウスで活躍する一方で、これまでに1st mini album「CURRY」や
2nd mini album「オカルトタイムズ」をはじめコンスタントな作品リリースを展開し、
2021年5月には待望の最新作となる3rd EP「くれないビーチ」を発表。
コロナ禍の中でも活動の歩みを止めず、自身の音楽世界を追求し続ける要注目の実力派バンドだ。
・ムノーノモーゼス - 通り雨の夜を抜けて(MUSIC VIDEO)
最新作「くれないビーチ」にも収録された楽曲「通り雨の夜を抜けて」は、
日常風景の中での何気ないストーリーから、非日常の高揚感を見出すナンバー。
ビートの作り込みにこだわりがあるそうで、リズミカルかつグルーヴィーな土台の上で
多彩なフレーズとどこか懐かしいメロディが絡み合う表現は、世代も性別も問わず
誰もが心地よさを感じられること間違いなしだ。
ラストの大サビの前でアカペラコーラスパートを挟んだりと、
ユーモラスな曲展開を見せるのも見どころ。
遊び心の詰まったキラーチューンとして必聴だ。
・ムノーノ=モーゼス - 胸さわぎのシーサイド(MUSIC VIDEO)
2nd ミニアルバム「オカルトタイムズ 」に収録された「胸さわぎのシーサイド」は、
AORやギター・インディー色を色濃く感じさせる一曲。
潮風と青空が思い浮かぶ詞世界と奥深いバンドアンサンブルが、
極上のノスタルジーを味わわせてくれる。
プロデューサーを迎えて制作された曲だそうで、繋ぎなどの細かい部分のアレンジや、
パーカッション系の楽器の追加など、ブラッシュアップが行われてより奥行きを増している。
多彩な演出に注目しながら聴いてほしい。
・ムノーノモーゼス - くれないビーチでさようなら (MUSIC VIDEO)
3rd EP「くれないビーチ」とタイトルのワードを同じくし、
EPのキーのひとつになっている楽曲「くれないビーチでさようなら」。
ゆったりとしたビートと雄大な歌詞のストーリー、伸びやかなボーカルと
研ぎ澄まされた楽器の辛みが印象的なミディアムナンバーだ。
サウンド的にもかなりチャレンジをした楽曲だそうで、
心地よく揺れるリバーブが絶妙な立体感を生み出し、
初めてハーフトーンで録ったというギターが複雑で味わい深い音色を響かせている。
2021年は久しぶりに作品リリースを行い、このまま勢いに乗って活動していきたいというムノーノモーゼス。
作品発表に関しては今後もコンスタントに行い、AORやR&B、ギターロックだけでなく、ジャズファンクなど
新たなニュアンスを出すことにも挑戦していきたいそうだ。
7月17日には東京下北沢Mona Recordsで企画ライブを予定するなど、
ますます活動の勢いを増しているムノーノモーゼスから、今後も目が離せない。
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