大阪は天神橋筋商店街とその界隈を中心に活動するダンス&ボーカルアイドルTEN6。

歯科衛生士でもある「志築杏里」、2019年9月に正式にメンバーになったばかりの「東方あい」、日本とフィリピンのハーフ「赤星栄里」、身長145センチと小柄な「三田愛美」からなる、個性的な4人組ユニットだ。

2015年1月、サンテレビ「ケンコバのバコバコテレビ」のオーディション企画から結成され、以降ライブ活動やイベント出演、テレビやラジオへの出演、さらには地域の行事やボランティア活動への参加などと、幅広く活動してきた。
2019年には、12月に神戸で行われる「TWO FC」というオープンフィンガーグローブによる立ち技格闘技大会の公式サポーターに就任。ますます活動の幅を広げている。

結成当初のオリジナルメンバーは今では一人となっているが、その都度メンバーを入れ替え、個性をアップグレードしながら今日まで活動してきた。



・TEN6 - 大阪☆RASPBERRY

音数の多いアッパーなチューンで、ライブシーンで盛り上がること間違いなしのナンバーだ。ともすれば音数の多さにより混沌とした印象を与えかなえないが、声とのバランス、音の配置バランスの良さ、また絶妙なBPM設定によって、雑多な印象を与えるには至っていない。オフボーカルで聞いているだけでも気持ちを盛り上げてくれる楽曲に仕上がっている。
もちろんそこに元気でクリアーなボーカルが入ることによって、より一層テンションは高くなる。落ち込むことがあった人や、何となく元気が出ないことが多いという人でも、楽しい気分にさせてくれることだろう。
「ケンコバのバコバコテレビ」のエンディングに使われた楽曲でもある。


・TEN6 – Freedom

80年代を思わせるエキゾチックで妖艶な気配のあるバックトラックに、愛らしいトーンのボーカルが交ざるという絶妙なギャップが印象的な楽曲。
TEN6のデビュー曲でもあるこの曲は、歌唱力の高さが感じられる綺麗なメロディーが特徴だ。そこにハードロックを彷彿とさせる歪んだギターソロや、ダンサブルなアウトロが絡んでくるので、一曲の中でTEN6の様々な面を楽しむことができる。


・TEN6 – 消えない記憶 


ノーイントロで、少ない音数のピアノとともに歌いだすこの曲。高い歌唱力がないと聞かせることが難しい作りだが、アイドルらしからぬ歌唱力でなんら違和感なく聞かせてくれる。
一般的にアイドルにはかわいらしい印象を与えるようなメロディー・歌詞の楽曲が多いが、こちらの曲はタイトルからもわかる通り「別れ」をうたった楽曲となっている。かわいらしいだけではない、TEN6の違った一面を見ることが可能だ。
間奏部にはそれぞれのダンスソロも入るので、ライブシーンであっても見ごたえは十分。



アイドルらしからぬ高い歌唱力を感じさせるような楽曲もあれば、アッパーで気分を盛り上げてくれるアイドル然とした楽曲もあるなど、音楽のふり幅が広いというのもTEN6の一つの特徴だ。ダンスに歌、もちろん単純なルックス、さらには大阪発ということからくる抜群のトーク力など、沼にはまる要素はたくさんある。 

これまでは特に大阪を中心に活動してきたが、これからは大阪だけではなく様々な地域に進出していくつもりだという彼女たち。今後の展開をしっかりとチェックしておきたいところだ。


【公式HP】

https://voicemaster.jp/ten6/


【Twitter】

https://twitter.com/ten6official


【リリース情報】


2018年7月25日発売
TEN6「大阪☆RASPBERRY」
Voice Master Records

税抜販売価格1,000円


01.大阪☆RASPBERRY

02.IDENTITY


【ライブ情報】
毎月1回、地下鉄「天神橋筋六丁目」駅すぐのFREEDOMビルにて観覧無料の定期ライブを開催中。

11/16(土)19:00~


12月は21日(土)を予定


12/22(日) 神戸ファッションマート アトリウムプラザ神戸
「TWO FC」
大会当日の会場レポートやインタビューを担当。
ライブを行うかは未定。
TWO FC HP: http://two-fc.com/