現代の邦楽ロックシーンを最前線で引っ張るニューカマーとして、ロックファンの期待を一身に受ける要注目バンド、NITRODAY。
メンバーは小室ぺい(ギボ)、やぎひろみ(ジャズマスター)、松島早紀(ベイス)、岩方ロクロー(ドラムス)の4人。2016年に結成され、東京・横浜を中心に活動してきた彼らは、10代から20代へと移り変わっていく世代の感情を激烈なサウンドとライブパフォーマンスで表現し、怒涛の勢いでライブシーンを駆けあがってきた。
2017年リリースのデビューEP「青年ナイフep」は耳の早いリスナーから大きな注目を集め、翌2018年7月リリースの2nd EP「レモンドep」はApple Music「今週のNEW ARTIST」やSPACE SHOWER NEW FORCE 2018、タワレコメンに選出されるなど一気に話題に。同年12月発表の1st アルバム「マシン・ザ・ヤング」もスマッシュヒットを記録し、2019年3月には自身初のワンマンライブも成功させるなど、圧倒的な躍進を見せてきた。
10月23日には新しいミニアルバム「少年たちの予感」をリリースし、11月からは盟友であるbetcover!!とのスプリットツアー”エノシマックスツアー”の開催を控えるなど、話題は絶えない。
・NITRODAY "ヘッドセット・キッズ" (Official Music Video)
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常に注目を集めてきたNITRODAYの音楽の魅力は、10代の終盤、そして今では20歳を迎えた等身大のリアルな思考をぶちまける世界観にある。
爆発的なパワーに満ちたアンサンブルとシンプルかつ耳に残るメロディ、その中で描かれる鮮やかな青春の情景。ド直球のサウンドには、彼らが吸収・昇華してきた幅広いロックミュージックのルーツがうかがえる。
最新作のリード曲となった「ヘッドセット・キッズ」ではそんなルーツの中でも90’s USパワーポップ的な色味が強く、歌詞にはボーカル小室ぺいがリスペクトしているというweezerの楽曲タイトルへのオマージュも込められているという。
聴き手を貫くキラーチューンとして、必聴の一曲だ。
・NITRODAY "ダイヤモンド・キッス" (Official Music Video)
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こちらもミニアルバム「少年たちの予感」の収録曲のひとつ「ダイヤモンド・キッス」。これまでコーラスを務めてきたBa.松島もメインボーカルを担当し、NITRODAY史上初のツインボーカル体制をとった一曲だ。
柔らかいアンサンブルとポップなボーカルワークが印象的で、インディーロック的な軽快さの中に古き良き邦楽ポップスの味も感じさせてくれる。ここぞという場面で歪むギターがオルタナ・シューゲイズ的な色を見せるのもポイントだ。
キャッチーに聴かせる一曲として、ミニアルバム収録曲の中でもアクセントとなっている。
・NITRODAY 「ブラックホール feat. ninoheron」
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最後に「少年たちの予感」からもう一曲、ロックバンドuri gagarnのninoheron氏がラップと作詞で参加し、楽曲をNITRODAYと共に手掛けた「ブラックホール feat. ninoheron」も紹介したい。
これまでは若く青い感性を激情に乗せて描く作風が特徴として知られてきたNITRODAYだが、この曲はそれまでのそんなイメージとはひと味違う、クールで大人びた表情も見せている。
静と動の変化が鮮やかな曲展開やシンプルなコード進行の中で映える叙情的なメロディが、洗練されたオルタナティブロックの匂いを感じさせてくれるこの曲。変化球のロックナンバーとして、NITRODAYの新たな一面を描き出している。
今後の日本のロックシーンを見ていくうえで、NITRODAYは間違いなく最重要のバンドとなるだろう。既に圧倒的な評価を受けている彼らがこれからの活動でどのような進化を遂げ、新しい世界観を見せていくのか、今から目が離せない。
まずは、彼らの真骨頂とも言えるライブに足を運んで、その衝撃を目撃してみてほしい。NITRODAYのさらなる活動情報は、公式HPなどから要チェックだ。
【リリース情報】
10/23 New Mini Album Release
"少年たちの予感"
価格 : ¥1,500+税
収録曲
01 ヘッドセット・キッズ
02 ダイヤモンド・キッス
03 ブラックホール feat.ninoheron
04 アンカー
05 ジェット (Live)
06 ボクサー (Live)
07 レモンド (Live)
08 ユース (Live)
【ライブ情報】
NITRODAY×betcover!! "エノシマックスツアー"
11月16日(土)大阪Pangea 18:30 / 19:00
11月17日(日)名古屋CLUB ROCK'N'ROLL 17:30 / 18:00
11月21日(木)渋谷WWW 19:00 / 19:45
ALL STANDING:3000円(ドリンク代別)
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