歌による表現とドラクエ愛で魅せるバーチャルYouTuber/バーチャルシンガー、リーシオン。


イギリス生まれ、香港育ちで「わがハム教を広めるために、ユーチューブを始めたバーチャルゴッド」な彼女は、2018年に活動を開始。オリジナル曲や歌ってみた動画の投稿、ゲーム配信やゲーム関連の動画投稿をメインに多彩なコンテンツを発信してきた。


VSingerとしてはゲーム作品とのタイアップなども行っており、配信者としては「ドラクエガチ勢」であることから主にドラゴンクエストシリーズの動画投稿や配信を行っている彼女。2022年4月の時点でチャンネル登録者数は1.6万人を、チャンネルの動画の総再生回数も110万回を突破し、ますます支持を拡大中だ。




・【リーシオン】Ordinary【オリジナル曲】



2019年2月に公開された「Ordinary」は、リーシオン初のオリジナル曲で、今でも彼女の代表曲として知られているナンバー。


ボカロPとして人気を集める春野が作詞作曲を手がけたこの曲は、ゆったりとしたテンポとミニマルに研ぎ澄まされたサウンド、儚げなメロディが印象的で、その中心に繊細な詞世界を歌い上げる彼女の歌声が響くことで、センチメンタルな世界観を作り上げている。


楽曲の中で表現されているのは、リーシオン自身のこと。神(バーチャルゴッド)なので歳を取らない彼女は、一緒に過ごしているうちに周りの人間たちが歳を取っていなくなっていき、独り取り残されてしまう……という物語が、切なく描かれている。


この楽曲をリリースしたことでリスナーからも大きな反響を呼び、自分自身の歌により自信が持てるようになったという彼女。この作品がきっかけで、もっといろんな曲を作ってみたいと考えるようになったそうだ。


VSingerとしての彼女を知る上で、まずはこの曲から聴いてほしい。



・【RED: Pride Of Eden】フォルトナ【アロエ x リーシオン】MV



ゲーム「レッド:プライドオブエデン」の公式キャラクターイメージソングで、登場キャラクターであるアロエをイメージして制作された「フォルトナ」。


アップテンポな作風に仕上がったこの曲は、歌唱を務めたリーシオンにとって大きな挑戦の一曲になったという。普段歌うゆったりとしたテンポの曲とは違う表現を見せる、という部分だけでなく、どうやってゲームのキャラクターのイメージに寄せていくのかを考えつつ歌うことも大きな経験になったそうだ。


自身にとって初めての商業的なタイアップ作品となったこの曲。ゲームの広告などで流れたことで、リーシオン自身のファンも増えたという。

先に紹介した「Ordinary」とはまた違うかたちで彼女の歌声の魅力を見せるナンバーとして必聴だ。


・Seina - Arrowmancer Vol.1 [Album by Kirara Magic & Shion Lee]



2022年1月にリリースされたアメリカのアプリゲーム「Arrowmancer」。そのサウンドトラックで、リーシオンはボーカルを務めている。


ポップでかわいらしい曲が多い本作では、彼女の表情豊かでキュートな歌唱がより活きている。変化球として和テイストの曲があったりと、デジタルポップを軸に多彩なジャンルのエッセンスが詰まっているのが作品の見どころだ。


アルバムは音楽ユニット「Seina」名義で発表されており、トラックを手がけたのはリーシオンとよくタッグを組んで制作を行っているKirara Magic氏。多くの曲の作詞をリーシオン自身が手がけているのも注目ポイントとなっている。


彼女の音楽表現の最新形を示す作品としてチェックしてみてほしい。




現在は新たなオリジナル曲を絶賛制作中だというリーシオン。今後はさらに「リーシオン=VSinger」という認知を広げていきたいそうだ。


また、今後は新しい活動への挑戦も行っていきたいという彼女。特に演技やキャラクターボイスなどの声優的な仕事、そして3Dモデルを制作してのVRチャット上での活動などを考えているそうで、さらに表現の幅を広げたり、自身のワールドを作り上げてリアルとバーチャルの融合を果たしていったりと、活動の新展開を目指しているそうだ。


ますます進化を遂げていくリーシオンに、これからも注目していこう。