独特の活動スタイルで長年ライブハウスシーンに立つスリーピースロックバンド、test-No.。


2002年に結成されたtest-No.は、現在はVo.Gt.RYO、Vo.Ba.DEN、Dr.Cho.KAEDEのメンバー構成で活動。

これまでに「test-No.〇〇」とナンバリングされた多数のCDをリリースし、同じくナンバリングされたライブを数多く開催してきた。

バンド名には「なんか試そうぜ」という挑戦的な遊び心を由来に、読みのまま「テスト」の意味が込められているという。


近年の活動では、2019年に10曲入りのフルアルバム「test-No.010」を発表。

その後も現在までコンスタントにライブ活動を行っており、2022年には結成20周年も控えるなど、

実力派のベテランとしてシーンの中で現在進行形で活躍を続けている。




・GOZU



2021年制作の新曲としてライブで披露されている「GOZU」は、

力強いビートと耳に残るフレーズから成る直球のロックサウンドが印象的なキラーチューン。

ゴリゴリのサウンドが強烈な存在感を見せていて、アグレッシブな音像の中にも

キャッチーさが感じられるのも魅力のポイントだ。


test-No.は「作曲をしたメンバーがボーカルを務める」というスタイルをとっているそうで、

この曲でも作曲者のVo.Ba.DENがメインボーカルとしてパワフルな歌唱を見せている。


タイトルの由来は「牛頭(ごず)」から。

数年前からその年の干支にちなんだ楽曲を作る習慣がバンドの中にあるそうで、丑年の2021年はこの曲が生まれたという。

干支ソングは大抵はアッパーなロックナンバーに仕上がることが多いらしく、この曲もその例に漏れず、

インパクト抜群の一曲に仕上がっている。


確固たる個性を持ちながら進化を続けるtest-No.の最新形として聴いてみよう。


・愛してる



2016年リリースの5thシングルに収録された「愛してる」は、

地に足のついたミディアムビートに乗せて直球の想いを歌うストーリーソング。

飾らない歌詞とシンプルな爆発力のあるバンドサウンドが一体になって、

真っすぐにガツンと感情を揺さぶってくる。


この曲で作曲とメインボーカルを手がけるのはVo.Gt.RYO。

遊び心のある作曲スタイルを見せることの多いVo.Ba.DENとはまた違った、

いい意味で素直な直球のナンバーに仕上がるのが彼の作曲の持ち味だという。


先に紹介した「GOZU」とはまた違ったかたちでtest-No.の音楽世界を見せる一曲として必聴だ。




2020年からはコロナ禍ということもあってなかなか思うように活動できず、悔しい思いもあったというtest-No.。


今後は情勢を見つつも、2022年の結成20周年に向けて動いていきたいという。

大きな節目となる年だからこそ、何か面白いことをしたいという思いがあるそうだ。


研ぎ澄まされたロックサウンドと挑戦的な姿勢をもってステージに立ち続け、

懐かしくも新しいロックを鳴らし続けるtest-No.に、今後も注目していこう。



○Live info

★2021.12.09(木) 

高田馬場 CLUB PHASE

■【タイトル】■

『限界突破』

(ツーマンライブ)


★2021.12.21(火)

川崎 CLUB CITTA'

■【タイトル】■

『ALLDEADDIESFES2021』

(イベント)