東京都内を中心に活動するロックバンド、AS I AM(アズアイアム)。


海の向こうの香りがするモダンな音楽性と、日本語と英語を織り交ぜた歌詞が特徴的。
それでいて耳なじみの良さも抜群な、全方位型バンドだ。


ライブでの熱量の高さにも定評があり、音源でお洒落な気分を高めて、ライブで爆発するという、異なる楽しみ方が出来るのも魅力。




・AS I AM – Thinking of a place 【Chill out ver Remix】 | Official Music Video

  


AS I AMとして活動を始めた初期の楽曲を、リアレンジした楽曲『Thinking of a place 【Chill out ver Remix】』。

結成当初からの変化や進化を感じられるという点も魅力的な作品だ。


結成当初はラウドやオルタナに海外のホップス要素も捉えて、かなり幅広いジャンルを抑えたオルタナというような雰囲気だった彼ら。その頃の雰囲気の楽曲からガラリと雰囲気を変えて、【Chill out ver Remix】と銘打つ通り、チルポップのような雰囲気にまとまっている。


サウンド自体のお洒落な浮遊感と、英語と日本語が織り交ざることによる浮遊感のバランスの良さが、全体の心地よさを格別なものにしている。彼らだからこそ鳴らせる、彼らならではの心地よさの深みにはまる1曲。


また、MVも自分達で撮影するなど、世界観を100%自分達で構成しているというところにも注目だ。



・AS I AM - Fake love 【Adam's Sphere Re ; arrange ver】| Official Live Music Video



「2年前に解散されたAdam's Sphereと、とても仲が良かった。そのメンバーとは今も交流があり、そういった仲でリアレンジして出すことになった」という楽曲『Fake love 【Adam's Sphere Re ; arrange ver】』。AS I AMの今の形で、友情や絆、想いを引き継いでいく。


サウンド的には特有の浮遊感をダンサブルに鳴らす楽曲で、美しいメロディーラインに美しい歌声・コーラスが絡み合い、何とも視界をカラフルにしてくれる。それでいて熱量の高さも伝わってくるエモーショナルさがあるので、聴く人によってさまざまな聴き方が出来るといえるだろう。


踊り狂うも良し、音の跳ね感に合わせて飛びまわるも良し、音の美しさにただただ耳を心地よくさせるも良しな1曲だ。


・AS I AM - Can you feel...? | Official Music Video



今までのAS I AMから更に新しい領域に踏み入れた楽曲『Can you feel...?』。


「オートチューンを使用し、ヒップホップの要素を取り入れているほか、バンド全体としてもかなり新しいニュアンスを目指している」というその言葉通り、冒頭の歌声からオートチューンがかけられており、現代的なHIPHOPを連想させる。しかしその中にも彼ららしい浮遊感やキャッチーなメロディーラインが光り、どんどんと進化していく彼らの様子を、リアルタイムで感じられる楽曲となっている。


この楽曲が生まれた背景には、「海外のヒップホップへのリスペクトがある」とのこと。しかし「だからこそ歌詞に関しては日本語詞を多く踏んでおり、AS I AMにしか出せない色を目指した。歌詞に関しても、今の想いを詰め込んだ楽曲」とも話してくれているなど、やはりただ様々なものに影響を受けるだけではなく、そこにきちんと自分たちの色を描けるのが彼らの強みなのだ。それが分かる1曲。



ここで見てきた三曲入りのシングル『Can you feel...?』をリリースしたばかりの彼らだが、8月10日にはシングル『Can you feel...?』のタイトルトラック『Can you feel...?』を含む、5曲入りの3rd EPをリリース予定。


確かな個性を持ち、そして幅広く響きうる大衆性と、高い音楽性を両立させている彼らだけに、この先ますますその注目度が高まっていくことは間違いないだろう。
今、チェックしておくべきバンドであることは間違いない。




・シングル『Can you feel...?』

https://linkcloud.mu/d66f4b80