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武藤彩未 活動休止を経てますます洗練されたレトロポップなサウンド

武藤彩未 活動休止を経てますます洗練されたレトロポップなサウンド

「気になるアーティスト」を紹介するmuevo pick up。今回は武藤彩未の登場です。


シンガーとして活動する武藤彩未。 

幼少期よりモデルとして活動し、2008年にはアニメ「絶対可憐チルドレン」の主題歌を歌うために結成された1年限定のユニット「可憐Girl's」に参加した。グループ終了後の2010年から2012年までの間はアイドルグループ「さくら学院」で活動。初代生徒会長(リーダー)も務めた。そしてさくら学院卒業後、シンガーとしてのソロ活動をスタート。

2014年4月にリリースされた1stアルバム「永遠と瞬間」は、「80年代っぽさも感じられるし現代的なアレンジも感じられる」と評判を集めた。翌2015年にはアルバム「I-POP」

も発売。しかし同年末に、芸能活動の一時休止を発表。休止期間中には海外留学でボイストレーニングや英語習得に挑戦したという。その後、再始動しはじめたのが2018年の終わりのころだった。

再始動後の武藤彩未のサウンドはより洗練されて、アイドルらしいかわいい声やサウンドから、声の表現力や伸びが魅力的なアーティストへと成長を遂げた。2019年12月21日には5年ぶりのシングルとなる「雨音」をリリース。3月4日にはミニアルバム「MIRRORS」を発売、4月29日の自身の24回目となる誕生日にはニューシングル「RF」をリリースするなど、2020年はいよいよ本格的に表現の場を増やしていく。




・武藤彩未 – 雨音 




活動再始動後初のシングルとなった「雨音」。跳ね感のあるリズムが気持ち良い楽曲だ。 

気分をあげてくれるような跳ね感のあるサウンドだが、乗せられている武藤の声は楽しいだけではなく、どこかセンチメンタルな雰囲気を醸し出す。その理由は歌詞を見れば明白だ。

この楽曲のラストは、≪ずっと「君を好き」と言いかけて/揺れた唇/虹のかかる空≫と、好きな人に伝えたい思いがあったのに伝えられなかったことを匂わせて終わる。そんな主人公の心の動きを、歌声でしっかりと表現できているからこそ、楽しいはずのサウンドが全体的にセンチメンタルなムードをまとうのだ。それは、それだけ表現力が高くなっているということの証拠でもある。

この曲では初めて作詞にも挑戦したという武藤。歌詞をしっかりとかみしめながら聴くと、より楽曲の世界観に入り込めるだろう。




・武藤彩未 – 会いたいが言えない 



80年代ミュージック×POPソングというのは、80年代の音楽好きの武藤にとって一つのテーマだといえる。そんなレトロポップな雰囲気が特に満載となっているのが、この「会いたいが言えない」だ。

メロディーラインはどことなく往年のアイドルソングを思わせる。しかし格段に増した声の透明感や清涼感のあるシティポップ風のサウンドによってアイドルアイドルした雰囲気はかなり薄くなっている。むしろ大貫妙子などの、本格ミュージシャンの雰囲気を放っているのだ。

現代的な歌物の音楽が好きな人も、古き良きサウンド重視の音楽が好きな人も、どちらも楽しめる楽曲だといえるだろう。




・武藤彩未 – 風花



2020年3月4日にリリースされたミニアルバム「MIRRORS」。そんなアルバムのラスト、6曲目に収録されているのがこの「風花」だ。

80年代の匂いを強く感じるサウンドを鳴らすことが多い武藤彩未だが、この楽曲ではその雰囲気は強くない。ストレートにメロディーや歌詞の世界観を装飾しているような雰囲気のサウンドだといえるだろう。

風花は、一言でいえば応援ソングだ。「立ち止まって泣いていても、小さい頃のようには誰も助けてくれない。だから一歩ずつ強くなって、夢の先に向かって進んでいこう。」というメッセージ性の強い楽曲となっている。何かを頑張る人、心が折れそうな人の背中を強く押してくれるだろう。




・武藤彩未 – RF 


2020年4月29日にデジタルリリースとなったばかりの楽曲「RF」。 

ホーンのサウンドも鳴り響く、爽やかで晴れやかなムードの1曲で、自身のこれまでのサウンドをしっかりと活かしつつも、それをさらに一歩深化させたような気配がある。疾走感も抜群で、どことなく閉塞感のある現在の日本の空気を一気にオープンにさせてくれそうな楽曲となっている。

そんなサウンドの上で綴られているのは、恋する女性の気持ち。≪携帯の画面が光るたび「あなたかも?」ってドキッとする≫と、恋する楽しさを思い出させてくれるような内容だ。

そんな、サウンドも歌詞もキラキラした楽曲なので、ついつい何度も再生したくなってしまう。



他のアーティストとは少し違った進み方をしてきた武藤彩未。しかし紆余曲折を経て鳴らされている今の彼女のサウンドは本物だ。 

「元アイドルの割には本格的なサウンドを鳴らす」といったようないやらしい表現は彼女には必要なく、単純に一人のアーティストとして確かなサウンドを鳴らしている。そしてこれからもどんどんそのサウンドは洗練されていくだろう。そんな彼女のこれからに、要注目だ。




【HP】http://ayamimuto.com/


【Twitter】https://twitter.com/_mutoayami_


【リリース情報】 

「MIRRORS」

2020/3/4リリース


01.雨音 

02.会いたいが言えな

03.Online

04.tsubaki

05.ワケナイ

06.風花


ニューシングル「RF」 

2020/4/29 リリース


【ライブ情報】 

610(武藤)の日!!無観客ライブ開催プロジェクト

■公演詳細開催日:2020年6月10日(武藤の日)

・配信時間:20:30~21:30


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