島根県出身の同級生「さやか」と「こころ」の二人組ユニット、Yes Happy!。通称イエハピ。 

関西や地元島根を中心に活動中のユニットで、島根県松江市の観光大使も務めている。

2017年に初めてのフルアルバム「Last Summer」をリリースすると、昨年2019年にも5枚目のシングル「Are You Happy?」を発売。「関西のバンドの先輩たちに提供してもらった曲でつくった」というそのシングルでは、オルタナティブなサウンドとの相性の良さや彼女たちのアーティスト性の高さを再認識させた。実際そんな相性の良さを証明するように、シングルリリースツアーのラストライブでも生バンド形式でのライブを決行し、好評を博している。

時に作詞に取り組むこともあったり、オリジナルアパレルブランド「mikeneko records」も展開していたり、ライブにMC、ラジオパーソナリティにリポーターなどとにかく色々なことにチャレンジする二人。音楽性の幅も広く、次にどんな音を届けてくれるのか、楽しみになるユニットだ。




・Yes Happy! 「Are You Happy?」MV 




2019年8月リリース、5thシングル「Are You Happy?」の表題曲。作詞はさやかが務めている。 

≪昨日が終わり今日が始まり/試されるような朝≫≪抱えきれなくて捨てられなくて立ち止まってばかりいた≫≪眠れない夜をいくつも超えたら/守りたいものがすぐそばにあった≫と比較的にわかりやすい言葉を使いながら、感情的で色々な受け取り方が可能な、想像力が膨らむ表現を綴り、作詞家としてのキラリと光るセンスを感じさせる。そんな歌詞を抜群の疾走感のオルタナティブロックサウンドで鳴らすのがこの楽曲の特徴だ。

圧倒的な疾走感はそんな歌詞の感情をさらに煽り、ここには愛や青春がこの上なく詰まっている。




・Yes Happy!「キミラシック」 MV


 


正統派ポップロックとでもいうべき、明るく華やかな曲調の1曲。カラッとした陽気なロックサウンドに乗せて、最初から最後まで耳なじみの良いポップでキャッチーなメロディーを聞かせる。そんな明るいムードと二人の煌びやかな歌声との相性が抜群で、聴いているだけで思わず笑顔になってしまう。 

しかし歌詞は≪立ち上がれ今/旗を掲げて≫≪君は君らしくあれ≫と意外にも力強い。その力強い歌詞を象徴するように、ポップな曲調の中でも歪んだベースラインの音色がブリブリだったりする点にも注目だ。細部まで作り込まれている、聴き応え抜群の1曲だといえるだろう。

こちらも5thシングル「Are You Happy?」に収録されている。




・Yes Happy!「never mind」MV 




やはり5枚目のシングル「Are You Happy?」に収録の1曲。 

この「never mind」は、疾走感の高いロックサウンドの「Are You Happy?」とも、ポップロックなムードの「キミラシック」とも違った、多幸感の強いカラフルなポップソングだといえる。ほんのりジャズのムードも感じるようなおしゃれなサウンドに乗せて、小気味よいメロディーを奏でている。

MVの世界観も抜群にポップで、カラオケ調に歌詞を表示させながら、黄色とピンクのワンピースに身を包んだ二人が様々な表情を披露。歌声や音楽性の魅力だけではなく、単純に二人の人間的な魅力も感じられる1曲だ。



2020年6月時点では、彼女たちもやはりなかなかライブ活動は難しくなってしまっている。しかし最近では店頭でのサイン会などにも取り組みながら、配信ライブも行っているという。 

ただ音源を聴くだけよりも、サインをもらえる機会や配信ライブなどもあわせて楽しんだ方がより好きになることは間違いない。音源と合わせて、是非そちらもチェックしてもらいたい。




【HP】 

https://yeshappy.jp/


【Twitter】 

https://twitter.com/UFK_YesHappy?s=20


【ミケネコカンパニーHP】 

https://www.mikenekocompany.com/



【リリース情報】




2019年8月25日リリース

5th single「Are You Happy?」

1. Are You Happy?

2. never mind

3. キミラシック

3曲入り ¥1,000




【ライブ情報】




2020年12月28日

Yes Happy! ONEMAN LIVE

@BIG CAT