「エモーショナル」「シティポップ」という2つのテーマを持ち、洗練された音像と表現スタイルで見せるダンスボーカルユニット、ユレルランドスケープ。
現在のメンバーは揺城ひめり、未明ひかる、小野町子、空蝉さなの4人。前身グループを経て活動を開始した彼女たちは、始動の直後2019年11月には最初の作品となる「メランコリックシティ-EP」を各種配信サイトでデジタルリリース。それと同時にユレルランドスケープとして初となる音源「mellow」のMVを公開し、翌月には主催カルチャー・イベント「メランコリックシティ Vol.0」も開催するなど、早くからその表現スタイルを確立して注目を集めてきた。
コンセプトとなるキーワードは「メランコリックシティ(ありあまる渇望と静観する街)」。テクニカルな楽曲からは都会的な空気と鮮やかな感情が並び立って溢れ、それがメンバーそれぞれの個性の違うボーカルと一体になることで、独特の世界観を生み出している。
そんなユレルランドスケープの最新の楽曲を通して、その音楽世界を紹介していこう。
・さよなら、春
まず紹介する1曲目「さよなら、春」は、メロウな中にもポストロック的なアプローチを取り入れた、静と動の緩急による曲展開が印象的なナンバーだ。
アルペジオとウィスパーボイスの絡み、ポエトリーリーディング的なボーカルアプローチ、そして情景を一気に広げながらシンガロングするサビ。さまざまな表現スタイルで洗練された空気感と感情の発露を見せていて、ユレルランドスケープの音楽性を体現している。
・second me
2曲目「second me」は、先に紹介した「さよなら、春」とはまた違ったアプローチで見せるナンバーだ。ビート感の強いミディアムテンポのサウンドは、シティポップやネオソウルなどのエッセンスが前面に押し出されてビターで艶やかな雰囲気を漂わせている。
「さよなら、春」が日の差す昼間だとしたら、この「second me」は都会の夜のような空気を味わわせてくれる。音の波に身を委ねて深く聴き入りたくなるようなナンバーとして注目だ。
すでに完成された自身の世界観を持ち、新時代の音楽ユニットとして今後の躍進にますます期待が高まるユレルランドスケープ。現在は新たなMV制作や新リリースに向けた準備など、さらに活動を発展させるための前進が始まっているという。
彼女たちの掲げる「エモーショナルシティポップ」というテーマがこれからどのように開花し、どのようなストーリーを見せてくれるのか要注目だ。
まずは7月17日に予定されているライブでその様子をぜひ見届けてほしい。
【公式HP】
http://sainantantracks.com/yurerulandscape
【Twitter】
https://twitter.com/yurerula
【Instagram】
https://www.instagram.com/yurerula
【ライブ】
・OPEN:未定
・START:未定(19時以降)
・会場:aube shibuya
・料金:前売 ¥2500(+1D)
・チケット: http://tiget.net/events/95123
・詳細URL:http://sainantantracks.com/yurerula/schedule.html