楽曲「ぼかろころしあむ」でYouTube再生回数500万回以上、「METEOR」で450万回弱と100万回再生以上を誇る楽曲を多数抱える人気のボカロP、DIVELA。

中学生のころに音楽にはまり、中学3年生のころから作曲を始める。壁にぶつかり挫折することもあったが、毎日10時間以上DTMソフトをいじりながら試行錯誤。そんな日々を5年近く続け、大学生の春に1ヶ月に渡る免許合宿の後、自分へのご褒美にギター音源を買った。そしてその日、ギター音源を駆使したカッコいいロック調のオリジナル楽曲が作れる自分に気付く。
「作ろうと思って作るよりも、突然降ってきた曲の方が良い曲」という考えがあり、オリジナル楽曲を作る際には曲が降りてくるのを待つ。実際2018年には、楽曲「METEOR」が降りてきて、同楽曲にて『初音ミク「マジカルミライ 2018」楽曲コンテスト』でグランプリを獲得した。
曲作りにおけるこだわりは“かっこよさ”と“エモさ”を追求すること。その二つのバランスをうまくとり、「感動できてかっこいい」楽曲を生み出す。またボーカロイドにフォーカスをあてること・ボーカロイドを引き立てることも大切にしており、それがかっこよさとエモさにつながるということもある。音質への研究にも熱心で、楽しく音楽を作るというよりは追求するような感覚で曲作りを行う、職人型のボカロPだ。



・METEOR / DIVELA feat.初音ミク 




『初音ミク「マジカルミライ 2018」楽曲コンテスト』にてグランプリを獲得し、YouTube再生回数450万回弱を誇る、自身の代表曲の一つ「METEOR」。
疾走感抜群のバンドサウンドにキラキラした電子音を織り交ぜた、ワクワク感のあるサウンド。そしてAメロもBメロもキャッチーなのに、サビで一気にテンションが上がり、キャッチーさが突き抜けていくメロディー。この楽曲は、そんなサウンドとメロディーがそれぞれの良さをさらに引き立て合う、隙の無い1曲だ
ギターのサウンド感や、抑えるところは抑えてアゲるところはぐっとアゲる構成など、特に邦ロック好きに刺さるポイントが多いというのも特筆すべき点。



・ぼかろころしあむ / DIVELA feat.鏡音リン 




YouTube再生回数500万回以上を誇る「ぼかろころしあむ」。この楽曲もまた、自身の代表曲の一つだといえる。
「METEOR」は疾走感とワクワク感のある真っ直ぐなロックサウンドだったが、この「ぼかろころしあむ」はよりアンダーグラウンドなかっこよさが光る。
感情をダイレクトにぶつけるようなハードなドラミングに、重たく響くギターやベース。≪さぁさぁやって参りました 悪い仔 粛清のお時間≫といった不穏な歌詞。怪しいメロディーライン。どこをとってもダークでインダストリアルな雰囲気が漂う、クールな1曲だ。
そんな独特の雰囲気は高い中毒性を生み出す。一度聞き終わってもきっと、気づけばまた聴きたくなるだろう。



・ディザーチューン / DIVELA feat.初音ミク 




DIVELA 1st Album「ディザーチューン」に収録されている1曲で、YouTube再生回数96万回以上を記録する人気の楽曲。
ハードロックやハードコア、あるいはヘビーメタルなどに通じるような重たくハードなバンドサウンドに、疾走感のある電子音を重ね合わせた独特なサウンド感の1曲。メロディーはぐっとキャッチーで、いうなれば「METEOR」と「ぼかろころしあむ」を掛け合わせたような質感の楽曲だ。

疾走感と重たさのあるサウンドや歌いたくなるようなキャッチーさに隠れているが、実はメロディーの音運びが意外にセンチメンタルなラインだというのもポイントだろう。それが楽曲にエモさを生みだし、エモくてかっこいい1曲に仕立てている。


もしかしたら、ボーカロイドを利用した音楽に抵抗がある人もいるかもしれない。ただDIVELAが生み出すサウンドやメロディーは、そんな抵抗をきっと払拭してくれる。 

ボカロ系の音楽が苦手な方にこそ、ぜひ一度DIVELAの音楽に触れて、新しい扉を開いてみていただきたい。


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