2019年11月に活動開始したVtuber、覇優雅エミ(はゆうがえみ)。

歌や三味線を学ぶため「山葵(わさび)音楽学校」に通学中で、師匠から三味線を学びながら日々活動中。海外の音楽をリスペクトしながら、和のテイストを上手く掛け合わせたシナジー的な要素を表現していきたいという思いがあり、三味線とロックやメタルを融合させた音楽を鳴らすというのが一つの大きな特徴。

これまでにオリジナル楽曲・MVを3曲ほど発表。最近では生配信も始めるなど、8月以降はより本格的に活動を展開する。楽曲のデジタル配信も行う予定で、さらにVTuberとリアルアーティストによる、新たな「和」をコンセプトとしたコンピレーションアルバムにも参加する(http://grater-records.com/)。 

今後より広くその音が届くようになる可能性も高い、注目のVtuberだ。




・【オリジナルMV・改良版】時の水面 - Demon in Blood -【覇優雅エミ】 




自身初のオリジナル楽曲・MVとして公開されたこの楽曲。 

MV同様、どこか月明りを思わせるような趣のあるメロディーと和風なサウンドで幕を開ける。しかし一転して、メタル的なヘビーで重厚なバンドサウンドが空間を切り裂く。そしてそこにどこかロックな響きを感じさせるキレのある三味線が絡んでいく。それだけでも高いオリジナリティーが感じられるが、そこにやや幼さを感じる歌声で奏でる、メタル然としたメロディーラインが混ざるのだ。

そんな情報量の多さに圧倒されていると、53秒ごろにはまた月明りを思わせる趣あるサウンドに。そして極めてキャッチーでありながらも和風に聞こえるサビに突入する。高いオリジナリティーは勿論のこと、そんな構成の高低差も魅力的な1曲だ。




・【オリジナルMV】ISOWARAIRANI / 覇優雅エミ【アイソワライラナイ】 




ヘビーなバンドサウンドにクールな三味線が絡むという“らしさ”のある楽曲だが、この楽曲では冒頭からセリフパートが入る。さらにそのセリフパートの後にはまさかのダンサブルな電子音。三味線とロックやメタルを掛け合わせるだけではなく、さらにダンスミュージックまでも上手く掛け合わせている。また、メロディーはやはりポップス的なキャッチーさを放ち、ラップ調のパートもある。圧倒的なジャンルレス感が漂う1曲だ。 

かわいらしい雰囲気の幼さの香る歌声を聞かせるパートもあれば、クールなロック色を放つパートもあるなど、様々な表情を見せる歌声にも注目。




・【オリジナルMV】People of the Moon / 覇優雅エミ feat. 93poetry【コラボ】 




ポエトリーリーディングの93poetryをフィーチャリングに迎えた1曲。 

ハードコアで重厚な響きをするバンドサウンドが重たくのしかかってくる中で、三味線と93poetryのポエトリーリーディングが舞う。全体のサウンドと共鳴するようにポエトリーリーディングの音も重厚で、どんどんとその言葉やサウンドに吸い込まれていく。

そうして完全にその世界観にのめり込んだところで、嵐の前の静けさのようにサウンドが穏やかになり、三味線と覇優雅エミの歌声が響く。ゆえにそれはより印象的に響き、またそこにぐっと引っ張られていく。そんなパートのメロディーの和風感・童謡感は実にノスタルジックで、なんとも懐かしい気持ちになるだろう。



大きな目標として「アニメや特撮などの主題歌を歌いたい」という思いがある彼女。またバーチャルとリアルの融合を掲げ、「リアルなライブに出演したい」という思いも持つ。 

リアルなライブイベントでもそのサウンドや歌声は間違いなく多くの人を引き付けるだろうし、確固たる世界観があるのでアニメや特撮などとも相性は良いはずだ。きっと彼女の目標は叶っていくだろう。ぜひこれからの活動を追いかけて、その目標が叶う瞬間を一緒に味わってもらいたい。




【YouTube】 

https://www.youtube.com/channel/UCZVDfLyeEcfUlJbM2DEbs_A?view_as=subscriber


【Twitter】

https://twitter.com/EHayugak