京都出身のシンガーソングライター、小倉悠吾。

小学生の頃にCHAGE&ASKAに憧れてボーカリストを志すようになったという小倉悠吾は、中学生の頃にギターに触れて自ら作曲や宅録に取り組むように。高校生のときにはRadiohead、Oasis、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT等のコピーバンドでの活動を経て、卒業後ロックバンド「THE OPENING CLOUD」を結成し、西日本を中心にバンドコンテストで高評価を集めた。

その後も同バンドで活動を続け、メジャーデビューも経験。2013年にバンドを解散した後は弾き語りでのソロ活動を本格始動し、数々のタイアップを獲得したり、「KYOTO UTA FESS」「京都周遊フェス」といったイベントに中心的な役割で関わったりと、作品制作からライブまで活躍を続けている。

コロナ禍の現在は制作に力を入れつつ、YouTubeライブ配信を行ったり、カバー動画を投稿したりとインターネット上を中心に活動。配信でも音のクオリティにこだわり、高クオリティの配信環境を備えた京都Live Spot RAGでバンドワンマンの配信ライブを行うなど、アーティストとしてのこだわりを見せている。

2020年9月21日、22日には無観客配信のかたちで京都周遊アコースティックフェス中心メンバーとして出演、現在進行形で京都の音楽シーンの中心で活躍中だ。




・小倉悠吾 『ハイウェイ』 無観客配信ライブ 2020/7/17@ 京都Live Spot RAG 




7月17日に行われた無観客配信ライブから、3rdアルバムのタイトルナンバーとなった代表曲「ハイウェイ」。未来を見据えて一歩ずつ前に進むポジティブな決意を歌ったストーリーが、圧倒的な高音質・高画質で伝わってくるのが注目ポイントだ。 

近年はPCの同期などを用いた一人スタイルのステージから、バンドスタイルでの演奏までさまざまな方法でライブを行っているという小倉悠吾。バンドワンマンのかたちで行われたこのライブでは、ダイナミックなアンサンブルから音像の広がりと奥行きが伝わってくる。

配信ライブでも確かな臨場感を見せる彼のステージに今後も注目してほしい。




・小倉悠吾「全てが崩れ去った後に」(オフィシャル・MV) 




2019年6月にMVが公開された楽曲「全てが崩れ去った後に」。公開の翌日には自身が敬愛するASKAにブログで紹介を受けて、アーティストとしての注目度が大きく高まった一曲だという。 

https://www.fellows.tokyo/blog/?id=1497

ゆったりと落ち着いたリズムの中で壮大にストリングスのサウンドが広がり、その中心で小倉悠吾の歌声が伸びやかに響くこの曲。困難や苦悩がある現実の中でも地に足をつけて立ち、希望を持って生きるストーリーから勇気がもらえるメッセージソングだ。

飾らない言葉に込められた感情と体温が、まっすぐに伝わってくるナンバーとして聴いてみよう。




・小倉悠吾 桜舞うインクライン [Official Music Video] 




2020年4月にリリースされた現時点での最新作「桜舞うインクライン」。

世界最長を誇る京都蹴上インクラインの歴史や浪漫、文明に思いを馳せ、それを現代的なラブソングに落とし込んだというこの曲は、ドラマチックな情景と何気ない日常が淡いストーリー描写で結びつき、誰かの築き上げた世界に立って生きている「今」の自分に喜びを感じさせてくれる。

CDとポストカード、そしてリリックビデオのデータというユニークなスタイルでのリリース方法にも注目。音源は公式通販でも販売されているので、チェックしてみてほしい。


https://ogurakkyo.thebase.in/items/27872311




昨年は200本近いライブを行うなど、生粋のライブミュージシャンとして活動してきた小倉悠吾。今年は制作や配信に力を入れながら、来年にはニューアルバムを作ることも計画して準備を始めているという。 

最終的な目標は、「ミュージシャン人生を歩んで死ぬ直前まで曲作りをする」こと。これからもシンガーソングライターとして歩んでいく小倉悠吾の音楽世界に、要注目だ。




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