ササキオサム　深みを増した歌声と艶のあるギターで届ける工芸品のような音楽

岩手県出身のシンガーソングライター、ササキオサム。

1996年にバンド「MOON CHILD」のVocalとしてメジャーデビュー。ほとんど全ての楽曲の作詞作曲を手がける。2011年には自身のレーベル「AWESOME ROCK RECORDS」を立ち上げ、 2012 年にソロとしての初のアルバムをリリース。2018年には「SASAKI OSAMU TRIO BAND」の活動も開始させた。また、「AAA」や「Do As Infinity」、「島谷ひとみ」、「上木彩矢」といった錚々たるアーティストに楽曲や歌詞の提供をする等、作家としても幅広く活動中。

そしてこの2020年、「MOON CHILD」のギタリストであり、様々なアーティストのライブサポートなどで活躍中の「秋山浩徳」とともに“オサム＆ヒロノリ from MOON CHILD”名義で初のオリジナルアルバムをリリース。「ライブで完全再現」をコンセプトにしたアコースティックアルバムで、元々は3月にリリースして5月よりツアーを回る予定が、このコロナ禍でリリースは9月に延期になり、ツアーも横浜公演のみ来年6月に延期し、残りは中止の憂き目にあった。

現在はライブ活動の中心は配信。やってる方からすると普段の観客ありのライブよりは淋しいけれど、遠方の方にもコロナ禍でライブハウスに足を運べない方にも、気軽にそれぞれのスペースで見られるライブだからこそ「皆さんに様々な曲を聞いてもらいたい、トークで楽しい時間を過ごしてもらいたい」という思いで常に試行錯誤しながら活動を展開中。

10月23日にはGRAPES KITASANDOにて配信プラス25名限定での観覧ライブを開催予定となっている。

・Osamu& Hironori from MOON CHILD_NEW ALBUM digest

2020年９月２日にリリースされた“オサム＆ヒロノリfrom MOON CHILD”名義での1stアルバム。

煌びやかなギターの音色と色気のあるボーカルの調和が心地よい「微熱」。伸びやかな歌声と芳醇なギターサウンドに包まれる「unconscious bias」。切なげなメロディーが印象的な「バカディアーノ」。アコースティックでありながらもバンドバージョンに負けず劣らず熱量が高く、ロック色の強い「requiem for the man of nomad」。オリコン１位も獲得した大名曲に円熟味をプラスした「ESCAPE」。牧歌的でブルージーな雰囲気のある「キャッチャーインザライ」。歌声にもアルペジオにも優しさや包容力が感じられる「AZEMICHI」。

アコースティックギターと歌声というシンプルな編成ながら、彩り豊かな７曲がそろった聴き応え抜群のアルバムとなっている。

「ここ数ヶ月で配信用の機材を買え揃えた。今後はYouTubeで配信するなどしてお客さんとコミュニケーションとっていきたい」と話す彼ら。もちろん「生の良さを見てほしいと常に思っている」という思いもありながら、今できることを行っていく。

まずはアルバムから聴き込んで、いざ行われる配信やライブを待ってみるのがおすすめだ。

【HP】

https://osamu-sasaki.com/

【Twitter】

https://twitter.com/osamu_sasaki

【リリース情報】