独特の感性からくり出される多彩な音楽世界で、多方面から注目を集めるアーティスト、西中島きなこ。

2014年からソロプロジェクト「音に敏感」として宅録による作品制作をスタートさせた西中島きなこは、2016年から現在の名義で活動を開始。2017年にはタワーレコード限定シングル「調和と恵み / MELLOW / 春風の遊覧船」やトリプルファイヤーの吉田靖直をゲストボーカルに迎えたミニアルバム「ナイスなヤング」、diskunion限定アルバム「ナイスなユニオン」、さらに再び吉田とタッグを組んだ1stフルアルバム「西中島きなこ+吉田靖直」や配信限定フルアルバム「コミックパッション」など立て続けに作品をリリースし、一気に注目度を広げた。

2018年にはサニーデイ・サービスの曽我部恵一をゲストに招いた自主企画を成功させ、愛知県岡崎市の非公式キャラクター・オカザえもんとチャリティプロジェクト「オカザえもんフレンズ」も始動。2019年には「西中島きなこベスト」「西中島きなこベスト2」と自身のベストアルバムを発表し、さらに現在までハイペースに配信シングルのリリースを行うなど、常にノンストップで新しい音楽を発表し続けている。




・西中島きなこ「命日」ミュージックビデオ




西中島きなことしての活動初期からの代表曲のひとつが、2016年11月に発表された「命日」。
ドリームポップやチルアウト、エレクトロ、ベッドルームポップなどの音楽性を持ち味としている西中島きなこだが、この曲ではそんな音楽性が初期から確立されていたことを感じさせてくれる。

浮遊感のあるトラックと低体温なボーカルに包まれながら、どこかノスタルジックな感覚に浸れる一曲として聴いてみてほしい。



・西中島きなこ【A.D.H.D】ミュージックビデオ




2020年7月に公開された楽曲「A.D.H.D」。トレードマークともいえる奇妙なビジュアルと、先に紹介した「命日」と比べてより尖った表現スタイルに、アーティストとしての西中島きなこの研ぎ澄まされた進化が感じられる。

くり返される歌詞のワードと、心をざわつかせるサウンド。脳裏に刻まれて離れなくなる中毒性の高いポップチューンとして注目だ。



・西中島きなこ 「柳緑花紅」 kinako nishinakajima




2020年8月公開の「柳緑花紅」は、現代社会と日常風景をミックスさせてシニカルに描いたナンバー。トラックはどこか不穏な空気感をまとっていて、ヒップホップ的なアプローチと多彩なワードセンスがサイケデリックな情景を映しだしている。

新型コロナによる混乱、SNSによる社会の汚染、混沌とした街並み。お世辞にも綺麗とは呼べない世界の姿を生々しく歌いながら、「令和」という時代を切り取って見せてくれる。




幅広い表現スタイルとハイペースな作品発表によって、個性派アーティストとして着実に支持を広げてきた西中島きなこ。
その表現がこれからどのように進化し、どのように広がっていくのか要注目だ。

最新のリリース情報や活動情報は、公式HPやSNSからチェックしていこう。



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