Chi-によるソロユニット、カメレオン・ライム・ウーピーパイ。

オレンジの髪が特徴的なChi-。そして仲間にWhoopies1号・2号がいる。

作詞や作曲、レコーディングはもちろん、映像もアイデア出し、小道具を集めるところから、

撮影、編集までありとあらゆるものを全て3人のみで手掛け、常に新しいクリエイティヴを生み出し続ける次世代型アーティスト。


2019年末に1stシングル『Dear Idiot』を配信リリース。

結成から3年、水面下で磨き上げ、満を持して出した楽曲がSpotifyの公式プレイリストに選ばれ、

瞬く間に日本のみならず世界中のリスナーから注目を集め、国内外のレーベルから問い合わせが殺到。

ネットには彼らの素性と活動の全貌を知りたいという声が溢れる。


2021年には、「RADAR: Early Noise 2021」に選出され、今後ますますの活躍が期待されている。

懐かしくも新しい、既存のルールに囚われない、強いて言うならば“ネガティヴ・ポップ”という

新たなジャンルをカメレオン・ライム・ウーピーパイは体現している。




・カメレオン・ライム・ウーピーパイ - Love You!!!!!! (Official Music Video)



カメレオン・ライム・ウーピーパイの真骨頂である“パンク”な楽曲『Love You!!!!!!』。

現在ABEMAで毎週火曜よる11時から放送中の『ニューヨーク恋愛市場』の主題歌となっている1曲だ。


もともと「へっぽこパンク」というコンセプトがあり、さまざまなジャンルの曲の中に、

“パンク”が芯としてあるカメレオン・ライム・ウーピーパイ。

「でも、そこにどこかダサさがあるような、愛嬌があるような、そんなユニット」だと自認している。


この楽曲ではまさにそんなカメレオン・ライム・ウーピーパイらしいパンク感と、ちょっとした抜け感が見られる。

そこにキャッチーさも加わり、ダンサブルでありながらパンクで、パンクでありながらもポップな、

何とも独自の音楽に仕上がっているのだ。それは中毒性を生み出すもので、きっと何度も繰り返し聴きたくなるはず。


そんな特有の中毒性は、

「曲にしろ、MVにしろ、どこか“違和感”があるというのを大切にしている。

なんかちょっと変な感じ。なんでココにそれがあるんだろう?みたいな。それが気になる」

と話すその姿勢からも来るものだろう。


ちなみに、なんでも3人で手掛けるカメレオン・ライム・ウーピーパイは、

このセンスが溢れるMVも、3人で監修・制作・編集を行っている。



・カメレオン・ライム・ウーピーパイ - scrap (Visualiser)



カメレオン・ライム・ウーピーパイのデジタル10thシングル『scrap』。

曰く「ギリギリを漂う感情を表現し、ポジティブにもネガティブにも、

心を鎮める事も躍らせる事も出来る、リスナーに問いかけるリアルでドープな一曲」。


「自分が落ち込んだときに、こんな楽曲があったらいいな」という思いから制作された楽曲で、

この楽曲から「やりたかった音楽の方向性が見えた」と話す。


ここには、「ネガティブも一周回ったらポジティブ。どん底まで落ち切ってしまったら、

後は何処に進んでもポジティブに向かうしか無い、開き直りに近いパワー」が込められており、

それが彼女らの掲げる “ネガティヴ・ポップ”というジャンルにつながった。


そんな同曲は、どんな感情ともリンクする1曲なだけに、気分を問わずに楽しむことが出来るだろう。

あがっている時にはさらに高めてくれて、落ちている時にはどっぷりと沈むことも可能。

幅広く、日常やリアルに密接した音楽だ。


・カメレオン・ライム・ウーピーパイ - Wonderful (Official Music Video)



こんな今だからこそ「音楽で遊びたい」という思いを体現した楽曲『Wonderful』。

曰く、「もう、いい加減世界よ輝いてくれ!私に早く世界を好きにならせてくれ!という熱い想いを、

Chillなトラックと緩いメロディにのせた絶妙にアンバランスな1曲」だ。

「この時代だからこそ、この歌を歌う意味がある。世界をそろそろ輝かせてやりましょう」とも話してくれた。


この世界は決して優しいものではなく、「なんだこの世界…」と思ってしまうようなこともたくさんある。

そして同じように感じている人も、年々多くなってきているのではないかと感じてしまう。


しかしカメレオン・ライム・ウーピーパイは、≪輝いてくれよクソ世界≫と歌う。

それはきっと、この世界に諦めにも似た感情を抱く多くの人が、心の奥で諦めきれずに持っていたもの。

だからゆるやかに、しかし熱くそれを放つこの楽曲に、心を刺激される人も多いはず。


MVでは忍者3人組を描く。

「へっぽこ感がお気に入り」だというその独特なゆるさもまた、アンバランスで面白い。




HIPHOP、ダンスポップ、エレクトロ、POP、chill…といった様々なジャンルの音楽を自由に取り入れ、

自分たちだけの“カメレオン・ライム・ウーピーパイ”というジャンルを確立している彼女たち。

「芯をひとつしっかりと持ちつつ、これからも新しいことにどんどん挑戦していきたい」と、言葉をくれた。

実際に11月25日には、イギリスのトラックメーカーTCTS*とのコラボ楽曲『Rich Girl』が配信リリースされた。

トップラインを作りそれに歌詞をのせ、そのヴォーカルのチョップやエフェクトをエディットをするなどのアレンジを加えた新しい試みの一曲で、

「かなり良い刺激があった」というから必聴だ。


そして、早くも新曲を制作中とのことでこちらにも期待が高まる。

「ひとつのアイデアに対しての3人の化学反応がとても楽しみ。メンバーそれぞれ、

その時々で刺激を受けているものが異なっているけど、でもその“好き”の波長がしっかりと合っている」

という3人だけに、彼らは、これからもきっと惹きつけられるものを作り続けていくに違いない。

今後もずっとチェックし続けるべきアーティストであることは確かだ。



また最後にメンバー本人から今後の展望についてコメントをいただいたのでご紹介しよう。


【メンバーコメント】

カメレオン・ライム・ウーピーパイが一つのジャンルになって、
それがメジャーのスタンダードになるように活動して行きたいと思っています。
あと、海外の方とのコラボもやっているので海外でもライブ活動を行いたいです!



【RELEASE】

11月25日(木)リリース
Digital Sg TCTS × カメレオン・ライム・ウーピーパイ『Rich Girl』
https://clwp.lnk.to/RichGirl

▷『Rich Girl (JPN ver.)』MUSIC VIDEO

https://www.youtube.com/watch?v=8jgCQUSWl1w



*TCTS

UK、マンチェスターの音楽プロデューサー、DJ。

2017年のトラック『Icy Feet』がBBC Radio1にてヘビーローテーション、

その後ヴォーカル版『Do It Like Me (Icy Feet) ft. Sage The Gemini, Kelis』がヒット。

http://www.yogaku-databank.net/tcts/