ボカロP、Chinozo。 

2018年よりボカロPとしての活動を開始。

バンド活動をしていた経験を活かし、電子的な雰囲気が強い楽曲からバンドサウンドが印象的な楽曲までクロスオーバーな楽曲を多数作成し、楽曲『グッバイ宣言』でヒットを果たした。同楽曲は2020年4月のYouTube公開以降、同11月頭までに280万回以上の再生回数を記録している。7月公開のセルフカバーバージョンも30万回以上の再生回数を記録しているということが、この楽曲の人気を物語っているといえるだろう。

ファンからはその音楽は『中毒性がある』『メロディーが良い』と評されており、リスナーの中には海外の人も多い。

3月には自身初のミニアルバム『Rena』をリリース。さらに11月15日には初のフルアルバム『The Deluge』のリリースを予定している。




・シェーマ / FloweR M/V 




2020年9月の公開以降、2カ月もかからずにYouTube再生回数80万回を記録した楽曲『シェーマ』。 

お洒落でどこかジャジーな響きのあるサウンドと、電子的なダンスミュージックを融合させたような1曲だ。ボカロ音楽然としたムードと、スキルの高いバンドがライブで奏でていそうな雰囲気の良いところをうまく織り交ぜたようなこのサウンド感は、Chinozoの一つの武器だといえるだろう。

カタカナや言葉のリフレインが多めで響きの良いサビのキャッチーさもポイント。そんなお洒落なサウンドとキャッチーなメロディーによって、何とも言えない中毒性が感じられる。




・グッバイ宣言(self cover) 




自身の大ヒット曲『グッバイ宣言』のセルフカバーバージョン。セルフカバーバージョンなので、当然歌唱を自身で担当している。 

疾走感の高いダンサブルなロックサウンドと言葉数多めのサビのメロディーラインが印象的なこの楽曲を、彼はより大人びたムードに変換して歌い上げる。FloweRがかわいらしく歌うボカロバージョンもそれはそれでパンチ力が強く、魅力的であることは間違いないが、色気のある歌声でリズムよく歌い上げるこのバージョンでは、楽曲のメロディーの良さやサウンドの深みがより感じられる。

ドラマやアニメなどのエンディングで使われていても違和感がないような、抜群の仕上がりのセルフカバーだ。




・the 愚者 / Hatsune MikU 




2020年7月に公開された楽曲『the 愚者』。 

ファンクなムードのサウンドが心地よい1曲だが、もちろんそのまま真っ直ぐなファンクを奏でるわけではなく、ポップなキャッチーさを忘れない。特にサビ前からサビにかけてはぐっとポップな要素が強くなり、耳なじみの良さが加速する。

カッティングの効いたギターやブリブリなベースラインに耳を奪われるも良し、メロディーラインのキャッチーさに魅力を感じるも良し、≪乱れて焦がれて恋したってしょうがないわ息を殺して夜に眠れ≫と歌う歌詞の世界観に入り込むも良しと、惹きつけるポイントの多い楽曲となっている。



11月15日リリースのアルバム『The Deluge』に関してはクロスフェードの動画も公開中。。ボーマスでは売り子もするとのことなので、直接足を運んでみるのも良いだろう。 

2021年の活動については「ボカロ以外からも攻めたい」と話してくれた。現在も依頼が多く、楽曲提供で自分以外の人に歌ってもらうというのももちろん、Chinozoのソロもやっていきたいとのことだ。いずれにしても、来年の活動からも目が離せないということは間違いない。




【Twitter】 

https://twitter.com/chinozo_?s=20


【YouTube】 

https://www.youtube.com/channel/UCft5HulDeuKloukyShxyOZA



【リリース情報】 



2020/03/01リリース

『Rena』

レナという曲を中心に、4曲を収録したミニアルバム







2020/11/15 

『The Deluge』

全12曲を収録したフルアルバム