岐阜県出身、現在は名古屋を中心に活動中のロックバンド、しらぬい。

メンバーはVo./Gt.『陽紀』、Ba./Cho.『長谷川』、Dr.『寛人』というスリーピース編成。
オルタナティブを中核にプログレやエモーショナルなサウンドを組み合わせ、心に突き刺さる女性ボーカルと鋭角なバンドアンサンブルを融合させたサウンドはとにかく心地よく、美しい。そんな息を呑むような世界観感は唯一無二。現代にはなかった音、新世代系の流れを汲んだ音を奏でる。その音を一言で例えるならば、“蒼白”だ。
2014年に原型となるバンドを結成。2015年、現在の名義である『しらぬい』に改名。翌2016年に1stシングル『aoi瞬間』をリリース。2018年には『RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』入賞と、そのサウンドへの評価は高い。

この2020年3月にも1st EP『NEO』をリリース。ますます注目度の高まっている3人組だ。




・しらぬい『Hikari』MV

 



2020年3月にリリースした1st EP『NEO』の1曲目に収録されている楽曲『Hikari』。
まさに鋭角的アンサンブルとでもいうべき、ポストロックやプログレ、オルタナティブロック、ポストハードコアなど様々なジャンルのロックサウンドを融合し、攻撃的かつ美しく鳴らすバンドサウンド。美しく溶けていくボーカル。荒々しくも美しいそのサウンドは、最初30秒だけでこのバンドが独自の音を鳴らし、独自の世界観を魅せてくれるバンドだと教えてくれる。

自身でも「エモーショナルなサウンドと前向きな歌詞にも注目してほしい」と話すように、≪いつか覚める夢の世でも光続けたいとそう思ったんだ≫≪あなたと今歩き出した 変わりもしない光の中へ≫と歌う、どこか儚げで美しい、“光”を感じる歌詞も一つの特徴。



・しらぬい『phase shift (short ver.)』

 



同じく1st EP『NEO』に収録されている楽曲『phase shift』。
不自由ない生活をしているが日々の中でどこか満たされない女性の、体現し難いフラストレーションをイメージして製作。「ハイスピードで衝動的でエッジの効いたサウンドや曲展開とグリッチのきいた映像でそれを表現している」という1曲だ。

その言葉通り、冒頭から展開が目まぐるしく変わり、どんどんと楽曲の中に引き込まれていく。しかしメロディーはキャッチーで耳なじみが良く、全体的には疾走感もある。やはり一筋縄ではいかないジャンルレスなそのサウンドや展開から、“満たされない思い”が伝わってくるだろう。



・しらぬい『H E R O』MV



「大勢の人たちの群れを屋上から街を眺めている。そこに溶け込めず、孤独を感じている。その中に飛び込んでしまいたい=自ら命を絶とうとしているが、大切な人が思い浮かんで思いとどまる」というところを描いている楽曲『HERO』。その大切な人にとってのHEROになりたい、強くありたいという気持ちをもって、主人公は歩んでいく。
痛みも感じられながら、その先に力強さも見られる歌詞。それを忠実に再現するような美しく切ないバンドサウンド。感情がダイレクトに伝わってくるようなボーカル。そんなすべてによって描かれる世界観は、脳内に直接画を描く。まるで1作の映画や漫画を見終えたような聴後感を覚える1曲だ。
こちらも1st EP『NEO』に収録されている。




今後の活動に関しては「新しくMVも製作して、音源のリリースも考えている。来年の秋冬にはワンマンも開催したい。これからも映像やサウンドを駆使し、しらぬいの音楽を表現していきたい」と話してくれた。

自分たちのサウンド、自分たちの表現方法を持つしらぬいというバンドが、今後ますます大きな存在になる可能性は高いだろう。アニメや映画などのタイアップがついていっても何一つ不思議なことはない。ここから改めてチェックしておいて、まず損することはないバンドだ。



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