福岡を中心に活動中のロックバンド、MAHOROBA。

2017年結成。メンバーは、Vo./Gt.『犬丸北斗』、Ba./Cho.『大井玲苑』、Dr./Cho.『竹原正起』というスリーピース編成。
スリーピースらしからぬ厚みのあるサウンドと文学的な歌詞が特徴。音楽に対して雑食、且つ貪欲な犬丸が作る楽曲に定評があり、ライブ中もほぼMCはせず、楽曲の良さだけでフロアを納得させる。

2020年2月には1st EP『AXEL』を発表。さらに同年11月には1st mini album『SUNFLOWER』をリリース。その音が届く範囲を少しずつ拡張しながらも、どんどん急成長を遂げているロックバンドである。




・MAHOROBA - 銀河に乗って 【Official Music Video】

 



「ドリームポップ要素や90年代のエモ要素を意識し、これまでのギターロックから外すなど、自分たちの方向性が決まり始めた一曲目。自分たち的にも楽しく作ることが出来た」と話す楽曲『銀河に乗って』。
その言葉通りこの楽曲には、たゆたう光のような美しさと、その中を駆け抜けていくような刹那的なエモ要素が同居している。浮遊感もあり疾走感もあるサウンド感はとにかく心地が良い。それでいてメロディーラインやサビでの爆発力はエモーショナル。

まるで夢の中で在りし日のむず痒い記憶に触れるような、そんな感覚を味わうことが出来る1曲だ。



・MAHOROBA - in the sea, in your heart【Official Music Video】

 



「別々の時間軸で生活していたのに、ふとしたキッカケで寄り添い合うように出会った仲間や家族に対しての愛を歌った楽曲です。楽曲をとにかく壮大にしたいというアイデアから、楽曲の構成だったりアレンジだったりを作り込んでいきました。初めて女性コーラスを入れてみたり、タンバリンや鍵盤ハーモニカなどの楽器を使ったり、今までやってみたかったことを楽しみながら試していけて凄くお気に入りの作品になりました」という楽曲『in the sea, in your heart』。
冒頭の美しいアルペジオと、そこに彩りを加えるベース。爆発するサウンドと、その中で青春そのもののような音を響かせる鍵盤ハーモニカ。切なげで温かいメロディーライン。テーマからして実に感傷的だといえるこの楽曲は、その音一つ一つが青春を想起させ、心に触れる。

聴いていると、大切な時を共に過ごした仲間たちや家族が自然と頭に浮かんできて、たまらなくなるだろう。



・MAHOROBA - April【Official Music Video】

 



≪時間は止めたままで 二人の結末には目も合わせぬまま≫≪もう会えないよApril≫と歌う、一見恋愛の曲っぽくも聞こえる楽曲『April』。しかしその実テーマとなっているのは、「コロナ禍で解散したバンドを見て、別れって簡単だと実感した」というところからくる、恋愛に限らない“別れ”だ。

ベースにはエモ要素、ギターにはシューゲイザー、ドラムにはヒップホップ要素を取り入れるなど、様々な音楽から少しずつ抽出したエッセンスをまとめ上げて鳴らされているサウンドは、美しく感情的でありながらも音楽的。試行錯誤を凝らした音楽的な面白さと、難しいことを抜きにした心を揺さぶる響きを同時に感じられるので、いろいろな聴き方が出来る。ゆえに、何度も聴きたくなる1曲となっている。




これからの目標について尋ねてみると、「これからはロックだけではなくヒップホップなども取り入れながら、音楽性にもっと磨きをかけたい」と話してくれた彼ら。これからのサウンドにも期待は高まる一方だ。

2021年春にはツアーも計画中だというから、楽しみに続報を待っておこう。



【Twitter】

https://twitter.com/mhrb_official?s=20


【HP】

https://mahoroba-3.jimdosite.com/