九州発、医学生によるボーカルユニット、笑方箋(しょうほうせん)。

メンバーは、『とっきー』、『もりしー』、『がじゅまる』の3名からなる。「笑顔こそ最高の処方箋」を合言葉に音楽を通して世界中に“笑顔”とその先の“健康”を届けるべく活動している。
元々はソロで活動していたとっきーが、同じ思いをもって本気で夢を目指せるメンバーを募集。それに呼応したもりしー・がじゅまるの2名が加入するかたちで、2019年8月に集結。9月から本格的に活動を開始した。

この2020年7月には1stシングル『世界が笑えば』をリリース。さらに10月にも2ndシングル『幸せ』を発表。少しずつその音楽や笑顔の輪を広げている3人組だ。




・『世界が笑えば』/ 笑方箋(Music Video)

 



1stシングルの表題曲『世界が笑えば』。
元々オリジナル楽曲がなかった彼ら。しばらくはカバーだけで活動していたが、そろそろオリジナル楽曲を作りたいという思いで歌詞と曲を持ち寄ってできた中の1曲。作詞はとっきーが、作曲はがじゅまるが担当している。
歌詞は、とっきーの大切な人が頑張っている姿に着想。「大変な時期にそばにいてあげられなかった経験を得て、自分は1人しかいないのでずっと隣にいることができない悔しさを痛感した。だからこそ、誰もが笑って暮らせる社会をつくって結果的に大切な人たちに笑顔を届けるために、笑方箋として羽ばたいていくという覚悟を込めた。」。そんな思いが込められている歌詞を、「聴くひとにメッセージが届いてくれるような音感を意識して、サビから固めていった」という明るいメロディーと裏打ちの軽快なリズムで響かせる。
メロディーやサウンド、そして歌声の明るさやMVに咲く笑顔によって、思わずこちらも笑顔になってしまうだろう。

「作っていて、これは一人で歌える曲じゃないと思い、掛け合い的なものも入れてみました。そうして世界観やキャラクターの感じを楽曲で表現している」との言葉通り、この楽曲は彼らの自己紹介的な意味合いももつ1曲だ。



・『幸せ』/ 笑方箋(Full ver.)

 



2020年10月に発表された新曲『幸せ』。
たとえば2000年代の、HIPHOPとJ-POPが融合され始めたころの音感を思わせるようなノスタルジックなサウンド感の楽曲。描かれているのは、まさに“幸せ”だ。
特にサビには≪美味しいご飯を食べるとき≫≪大切な人がそばにいるとき≫≪お気に入りの写真が撮れたとき≫≪好きな人の可愛さに触れるとき≫と、合計で12個の幸せの具体例が詰め込まれている。

それは、1泊2日のイベントにて、集まった人たちからそれぞれの幸せな瞬間を聞いて出来上がっていったもの。一人一人の幸せの具体例や心に沁みるサウンド感によって、聴く人が自分なりの幸せに目を向け、ほっこりした気持ちになれる1曲。



・『あの日のキミへ』/ 笑方箋(Lylics & Image Video)

 



1stシングル『世界が笑えば』に収録されている楽曲『あの日のキミへ』。個人で音楽活動を行なっていたとっきーが初めて作った1曲をリメイク。元々の楽曲と比べてより豪華なサウンド感になっており、「1人から3人で再出発した感じ」になっているという。
穏やかなサウンド感と温かみのあるメロディーで歌われているのは≪大丈夫 そのままでいい ありのままのキミが素敵さ≫≪もう一歩 踏み出してみて 受け入れてくれるはず≫という、優しい言葉たち。その言葉たちは、とっきーが過去の自分を思い出しながら綴っていった。

自分に自信もなく、友達に嫌われたくないという思いでもがいていた“あの日のキミへ”伝えるようなその言葉たちは、きっと同じような日々を過ごす人たちを救ってくれるだろう。




現在は次の楽曲の制作中。レコーディングもこれからとのことだが、続報を楽しみに待っておきたい。

彼らには、「紅白歌合戦のような音楽番組に出たい」という目標もある。そんな風にメディアを通じて音楽、そして笑顔の輪をより広げていく彼らの姿を楽しみにしながら、これからの活動を追いかけていこう。



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