北海道札幌市発のロックバンド、Inv.e.ga(インヴェガ)。
メンバーは Vo『Kohey』、Gt『Kento』、Ba『Yusuke』、Dr『Tomo』の4人編成。
それぞれ別のバンド活動を経て知り合い、スタジオでのセッションや互いのLIVEを観て意気投合。
2020年1月に結成に至り、北海道札幌市を拠点に活動開始した。
曲作りは、KoheyのメロディーラインやKentoのギターフレーズ、Yusukeのデモやコード進行、
Tomoのリズムを元に、全てセッションにて進める。
そんな楽器隊のスキルや、SNSで歌ってみたもしていたというVo.Koheyの突き抜ける歌声が特徴的。
バンド名の由来はKoheyが影響を受けた『Soundgarden』のボーカル
『クリス・コーネル』が精神安定剤を使用していたことから、
精神安定剤の1つ『インヴェガ錠』と『al.ni.co』のドットを組み合わせたもの。
結成後、コロナウイルスによる自粛によりLIVE活動が難しくなり、
序盤はスタジオで曲の製作や映像撮影に専念。
2020年8月にはYouTubeチャンネル開設。
11月に初LIVE。12月に配信LIVE。
2021年2月にはYouTubeの登録者100名を達成した。
・【Inv.e.ga】LIVEダイジェスト - 2020.12.26【札幌SPIRITUAL LOUNGE】
2020年12月に行ったライブのダイジェスト映像。
1曲目『Blow!Blow!Blow!』は、ダンサブルなドラミングに乗せて
≪雑音塗れの世の中に 反旗を翻せ≫と歌う、ロック色の強い1曲。
ワウの効いたギターリフとうごめくベースラインが耳に残る『Vermouth』、
タッピングも魅せる『Lamb’s-Ear』など、サウンドは荒々しいにも関わらず、
それぞれの高いスキルが感じられる楽曲もあり、ライブ力の高いバンドであることが分かる。
また荒々しく歪んだ、前進力の強いサウンドに負けないボーカルの伸びも、全体を通してやはり印象的。
「このライブが2回目のライブであり、このライブも含めてこれまでにライブ経験が2本しかない」というのも、
にわかには信じがたいクオリティのライブだといえる。
・【Inv.e.ga】LIVEダイジェスト - 2020.11.7【札幌SPIRITUAL LOUNGE】
2本しかないというライブ経験のうちの最初の1本。
2020年11月に行われた初ライブのダイジェスト映像だ。
楽曲『Reality』は、疾走感のあるバンドサウンドに刺される1曲。
≪未来の扉をKnockして 誰も届かない高みへ≫
≪消えない心の傷は光で包めばいい≫
と歌う力強い言葉も、疾走感をプラスする。
また、耳馴染みのよいメロディーラインと華やかなサウンド感が心地よい楽曲
『Let It Shine』のライブ映えも印象的だ。
きっと老若男女が好きになるであろう音の緩急やメロディーの広がり具合には、ぐっと心を掴まれる。
後半にかけてサウンドがはじけていくなど、心に余韻を残す要素も満載だ。
ライブの最後がこの楽曲なら、帰り際にふと「いいライブを見たな」と思い返す可能性は高いだろう。
・【Inv.e.ga】『Lamb’s-Ear』『Reality』『Vermouth』【スタジオ音源】
ライブのダイジェスト映像でも演奏していた3つの楽曲『Lamb’s-Ear』『Reality』
『Vermouth』のスタジオ演奏音源だ。
ライブハウスであっても、スタジオであっても、Vo.Koheyの空間を切り裂くような
伸びやかで艶やかな歌声の響きの良さは変わらない。
余白多めのサウンドや荒々しくも軽快なサウンドを聞かせる『Lamb’s-Ear』、
やはり疾走感にのせられる『Reality』、そしてサイケな怪しさも漂う『Vermouth』と、
どんな質感であっても楽器隊が3人とは思えないほどの音の厚みを聞かせている点も印象に残る。
もちろん、それぞれ異なる質感の音であるにも関わらず“Inv.e.gaらしさ”を感じるという、
オリジナリティが確立されている点にも注目したい。
「このバンドならではのアプローチがしたかった」と話す彼らのやり方が間違っていないことが、
このスタジオ音源からでも分かるだろう。
人生って様々な出会いがありますけど、その度に自分の存在を忘れられたりする事ってあると思うんです。
僕は陰が薄いから特にそういうことが多かったこともあって
「僕はこうして歌ってますよ?覚えてますか?」と言うのを伝えたくて書いた曲です。
この曲書いてる時は相当精神的に病んでいる時期で、
自分の中の幻想というか妄想の世界でしか「あ、幸せかも。」って思えなかったんです。
その時の「ありのまま」を書いた曲です。
「大きな幸せも大事だけど、日頃ちょっとした事で幸せになれたら前向きになりやすいよな」
って思いで書いた曲です。
この2021年は、「ライブの本数を増やしたり、レコーディングの準備をしたりしながら、
自作のPVを用意する予定」だという。また、「夏ごろにはCDを準備したい」とのことだ。
その音のオリジナリティやクオリティに間違いはなく、
今後活動が活発化していくことでさらに注目を集めることになる可能性は高いだろう。
今のうちにチェックしておきたいバンドの一つだ。
【Twitter】
https://twitter.com/invega_sapporo?s=20
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCfjczv2TWChLx91DYk7NDMQ