シンガーのみならず俳優・モデルとしても活躍するマルチアーティスト、田口淳之介。
長身を活かしたダイナミックなダンスはグループ時代より定評があり、
幅広いジャンルの音楽を取り込むカッティングエッジなサウンドメイクと
耳なじみの良いメロディーラインを融合させる音楽性も各方面で評価されている。
2020年にはボカロPとのコラボレーションプロジェクト『Heart JUNction』より、
総勢14名のボカロPが参加したアルバム『ジュウゴノシンゾウ』をリリース。
異色ともいえるこのコラボレーションのきっかけは自身がパーソナリティを務める、
ボカロをテーマにしたラジオ番組『田口淳之介の電波工作』。
それがきっかけでボカロを好きになり、
「そもそも楽曲に評価がつくのも面白いし、そこから絵や動画に評価が集まるのも面白い」
「みんながボーカロイドを好きでやっているのが良いと思ったし、一緒にクリエイトしたいと思った」
とコラボレーションに至った。
この2021年6月にはそんなコレボレーションアルバムの第二弾のリリースも予定されている。
一般公募をして集まった新進気鋭のボカロP8名と自身という、9人の原石で作り上げられる新たな作品。
それはつまり“ナインカラットダイヤモンズ”。
「今までの自分と違う世界線だと思っている」と話すそんな作品のリリースも待たれている。
・StayTrue / 田口淳之介【Official Music Video】
2021年3月31日にリリースしたEP『StayTrue』の表題曲。
“水彩画P”が作曲で参加した1曲だ。
HIPHOPともリンクする現代的な雰囲気のR&Bサウンドを、
キャッチーに耳に飛び込んでくるメロディーラインと、
エモーショナルな雰囲気のロックサウンドが装飾する。
その洗練されたサウンドメイクだけでも惹きつけられるものがあるが、
特筆すべきはやはりこの楽曲に込められた想いだろう。
自身で担当し、「“あの時”感じた深い孤独や不安、そして希望を表現した」
というその歌詞には、
≪また来る明日 翼無くした命だとしても ここで生きていたいんだよ≫
という切実でまっすぐな言葉が並ぶ。
そしてそんな切実で真っ直ぐな言葉に、
“人間”田口淳之介としての魅力が十二分なほどに感じられる。
アーティストとしての魅力だけではなく、
人間的な魅力でも人を惹きつけていくその先にあるのは、
ソロアーティストとしての確かな覚醒だ。
・田口淳之介 / Take You Away
同じく3月31日にリリースしたEP『StayTrue』に収録されている1曲。
より現代的なHIPHOP色を高めたといえる、ビート感と浮遊感の強いトラック。
その中に香るビタースウィートなムードが、楽曲に大人びた印象を与える。
そして大人の恋愛を思わせるその世界観をより確実なものにしているのが、
切なさや愛しさを内包したその歌声だ。
たとえば発声時の息の込め方や抜き方、あるいはちょっとした歪みや揺れ。
そんな繊細な表現で、楽曲の中にぐっと引き込んでくれる。
役者としても一定の評価を得ている彼。
その表現力の高さに疑いの余地はないが、
この楽曲は改めてそれが証明されている1曲だといえるだろう。
「顔を出さない分、純粋な評価を得られると思うし、
リスナーにとってもフラットに聞いてもらえると思っている」と、
今後は自身でもボカロPとしてやってみたいという思いを持つ彼。
もちろん顔出しでの表現も魅力的だが、
純粋に音楽を発信したいというその想いもまた魅力的だ。
続報を楽しみに待っておこう。
また「才能あるミュージシャンを、世に広めていきたい」という思いも強く、
そのための活動は今後も継続していくとのこと。そちらにも合わせて注目したい。
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【リリース情報】
2021/03/31 Release