サウンド、ヴィジュアルすべてをメンバー自身がコントロールしているマルチクリエイターユニット「LUV K RAFT(ラヴクラフト)」。ヴォーカリストは、アートディレクターとしても活躍するKAREN(右)、グラフィックデザイナーとしても活躍するMishu(左)の2人、作曲/アレンジ/映像撮影をキタノが担っている。


LUV K RAFTの特徴は、楽曲毎に全くイメージが異なるボーダーレスなスタンス。それぞれの強みを最大限生かし、80’s/90’sのエッセンスが残る楽曲から、DAWを用いたエレクトロなサウンドまで幅広く生み出している。

TikTokやYouTubeでの生配信をほぼ毎日実施しており、これまでファンのメイン層だった30代・40代はもちろん、若い層にまで支持が拡大中。YouTube のチャンネル登録者数10万人突破を目指して活動を行っていたLUV K RAFTは、その目標を2023年2月28日に無事達成。「10万人突破で新曲配信」と公約を掲げていたため、続報を楽しみに待ちたい。



・【平成曲メドレー】100万再生超えの曲も!! 無限に聴ける『TikTokメドレー』vol.01(ココロオドル / HANABI / サウダージ / Lovers Again など 全11曲)



LUV K RAFTの名を広めたきっかけとなった曲をメドレーにした本動画。

晴れ渡った空の下で明るい表情を浮かべたKARENとMishuが、伸び伸びとした歌声を響かせている。


複雑なハモリで構成されており、何度聴いても飽きない楽曲ばかり。

彼女たちはこの動画について「平成を生きてきた人たちには懐かしさを、知らない人たちには平成の曲の良さを知ってもらいたい」と話してくれた。


さまざまなジャンルの楽曲が集まった「フェス感」もこの動画の魅力。

誰しも聞き覚えのある楽曲のサビが集められているため、作業用BGMにもおすすめだ。



・CANDY A☆GO☆GO! CM曲「カラバリ」Music Video



「CANDY A☆GO☆GO!」という、お菓子量り売り店のCMソングである「カラバリ」。

日本語と英語が混ざっており、軽快なテンポ感が心地よい1曲だ。


生演奏とシンセがミックスされた80年代風のサウンドは、あの時代の続きをやりたいというキタノのイメージが表現されているそう。

また、映像の顔アップは、モーニング娘。「LOVEマシーン」のMVを意識したという制作秘話も聞かせてくれた。


CM映像には、人気の姉妹TikToker「じゅんゆな」が出演している。

色とりどりのキャンディを連想させるカラフルでポップなMVにも注目してほしい。


・SOMEDAY / LUV K RAFT (demo)



KARENが作詞を手掛けた楽曲「SOMEDAY」。

コロナ禍でライブができない中、ファンに「そう遠くない未来にきっと会えるよ、大変だけどみんなで頑張ろう」というメッセージを込めて制作された1曲だ。


この楽曲は、もともとコーラス・パフォーマンス・ラップがメインだったMishuが正式にツインヴォーカルとして参加したナンバー。

ゆったりとしたテンポに乗って、KARENとMishuのグルーヴィーな歌声が広がっている。


MVは、緊急事態宣言の最中でも外に行った気分になってもらいたいという思いから、グリーンバックに外の風景を映し出したものになっている。


またLUV K RAFTは、「実はこのMVを撮影する際、スタジオでKARENとキタノがちょっとしたことで大喧嘩となってしまい、キタノはカメラをセッティングしただけで帰ってしまった。そのためこのMVは、KARENがほぼ一人で制作することになった」と裏話も聞かせてくれた。


当時と比べると現在は映像制作も格段にスキルアップしているため、ぜひこの映像と合わせて最新の作品も楽しんでほしい。




LUV K RAFTが結成されたのは2013年。10年目となる節目を迎えた今年、SNSを通じてようやくキャリア初のブレイクを実感しているのだそう。

「この波に乗ってモノにすべく、さらなる飛躍に向けて活動の幅を広げていく予定」と今後の活動について話してくれた。


また、2023年中には初のアルバムをリリースし、年末〜年明け頃にはワンマンライブを開催したいのだというLUV K RAFT。

「再来年には夢の武道館公演を実現したい!」と描く未来を語った。

自分らしさを大切にした作品を多く生み出し、日に日にファンを獲得している彼女たちから目が離せない。