コンサートシーンからYouTubeまで幅広く活躍する実力派ピアニスト、あかぼしりな。
愛知県立芸術大学音楽学部を卒業し、さらにドイツ国立ロストック音楽演劇大学修士課程を
最優秀の成績で卒業するなど若くして才能と実力を評価されてきたあかぼしりなは、
在学中からドイツで積極的に演奏活動を展開。
これまでに国内外様々なコンクールでも受賞するなど、気鋭のプレイヤーとして注目を集めてきた。
2018年には初のソロアルバム「Neue Welt~新しい世界~」をリリース。現在は東京藝術大学別科に在籍し、
津田裕也氏の下でピアニストとしてさらに研鑽を積みながら、積極的な演奏活動を行っているという。
コロナ禍でリアルでの演奏活動がなかなか難しくなる中でも、2020年には奏法の見直しやさらなるインプット、
幅広い音楽ジャンルの勉強などピアニストとしてレベルアップするために励んできたという彼女。
一方で自身のYouTubeチャンネルでの動画投稿も行ったりと、
できるかたちでピアニストとして発信を続けている。
・L.v.Beethoven: Piano Sonata op.81a "Lebewohl" ベートーヴェン:ピアノソナタ第26番 作品81a「告別」
ドイツへの留学時代に撮影したという、ベートーヴェンのピアノソナタ第26番 作品81a「告別」の演奏動画。
6年ほど前の映像だが、この頃からピアニストとして圧倒的な実力を誇っていたことが伝わってくる。
緩急の中に豊かな感情を込め、聴き手の心を震わせる名演としてYouTube上でも話題を呼び、
コメント欄にも絶賛の声が集まっている。
彼女のピアノ演奏の魅力を体感できる動画として、まず観てほしい。
・R.Schumann - F.Liszt : "Widmung" play with New York steinway Piano /シューマン=リスト : "献呈"
シューマン=リスト「献呈」を演奏したこの動画は、
もともとはチャンネル登録者1,000人突破を記念するものだったそうだが、
公開時にはすでに登録者9,000人を突破するなど、
ものすごい勢いでYouTubeチャンネルが注目を集めていったという。
現在の登録者数は3.4万人を突破しており、その勢いはまだまだ止まらない。
美しく多幸感あふれる楽曲と、それをダイナミックかつ繊細に奏でる彼女の演奏。
「献呈」のタイトル通り、聴き手への感謝を伝える動画として注目だ。
・F.Schubert : Impromptu op.90-3 シューベルト : 即興曲 Op.90 No.3 D899 in Ges-Dur
自分自身が大好きな曲だというシューベルトのこの即興曲は、
「心穏やかな時に聴いてほしい」一曲だそうだ。
若くして世を去ったシューベルトが、亡くなる直前に書いたというこの曲。
ストーリー性の感じられる曲展開は美しく明るい始まりから「恐怖」も感じさせる中盤、
そして再び希望が感じられる後半と流れていくのが印象的で、
天国のような心地をも味わえる作品として聴かせてくれる。
柔らかな音色に包まれながら、優しい気持ちになれる名演だ。
YouTubeチャンネルでは「ピアノあるある」などのバラエティ的な動画やトーク動画、
ネタ動画など幅広いジャンルのコンテンツを公開していて、演奏はもちろん、
彼女自身にも親しめるのが魅力のポイントだ。
今後は視聴者へのお礼や、視聴者同士の交流・繋がりを意識した
YouTube活動も展開していきたいそうだ。
また、演奏家としても「自分が住んだことのある土地以外でライブをして、
聴き手の人々に直接会ってみたい」という目標を持っているという。
6月にはオンラインコンサートも予定しており、YouTubeで無料で視聴できるほか、
アフタートークなどもある高音質・高画質のものもチケット制で用意されるそうだ。
活動の歩みを止めることなく前進するあかぼしりなに、これからも注目していこう。
【公式HP】
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCeAhVd6qT95KI-HTGUfjZ_A
【Twitter】
https://twitter.com/akaboshirina
チケット販売サイト:イマチケ