兵庫県は尼崎市発のロックバンド、Brave Back。
メンバーはGt./Cho.『イタタニ ムネカズ』、Ba./cho.『ヒダカ ネオ』、
Vo./Gt.『タケモト トモヤ』、Dr.『トミタ ショウリ』という4人組編成。
結成は2011年、中学生の頃。
2013年には『OSM high school music camp』神戸大会にて優勝。
2014年にも高校生バンドの大会『Break of limit vol.34』で優勝、
COMIN’KOBE2014に出演を果たすなど、これまでも精力的に活動してきた。
「WANDSやZARDなど90年代ロックの影響を受けている」と公言する、
メロディックかつ骨太なそのロックサウンドは早くから評価されている。
2020年、新メンバーである『ヒダカ ネオ』『トミタ ショウリ』が加入し現在の編成に。
同年5月にはEP作品『SAILING』をリリース。
この2021年にも結成10周年を迎え、3月に新作EP『ペイル・ブルー』を発表。
4月24日に神戸KINGSXにて自主企画。
さらに6月から8月にかけて10周年記念東名阪ツアー、
9月には地元尼崎市にて主催フェス「GASAKI PATRIOT」を開催予定など、
今後さらに様々な活動を展開中。
・Brave Back - オリジン
タイトルである“オリジン”は英語で書くと“origin”。
意味は、核や原点、起源という言葉で表すことが出来る。
そんなタイトルがつけられたこの楽曲に込められているのは
「変わりゆく音楽シーンの中で、核となるロックを追求する」という彼らの意志。
実際サウンドは、真っ直ぐでシンプルなロックサウンド。
例によって極めてメロディックで骨太なそれだ。
人は核がぶれなければ、ずっと立っていられる。
ただ残念なことに、その核がぶれてしまいがちになるのも事実。
でもこの楽曲を聴いているとその歌声や音から、“どうしてそこに立ったのか”
“最初の一歩を踏み出したときはどんな思いだったのか”と襟を正される。
そしてまた、情熱を胸に歩き続けることを可能にしてくれるのだ。
・Brave Back - マクスウェル
「メンバーチェンジをしたタイミング、
メンバーがギターとボーカルの両名だけになった時に書いた曲」
だというこの楽曲は、ストレートなロックサウンドで描くラブソング。
初期衝動を思わせるような感情的なギターサウンド。
影響を受けていると公言する90年代的なメロディーライン。
それらはある世代には懐かしく響き、ある世代には新鮮に響くだろう。
受け取り方こそ世代によって若干異なるが、
どちらにも共通していえるのはその音がぐっとくるということ。
得も言われぬ感情を音にして詰め込んだものを受け取った時、
音が胸に刺さった感覚を覚えるもの。
この楽曲からも、それを覚えるのだ。そしてそれが心地よい。
・Brave Back - ターミナル
2021年3月リリースのEP『ペイル・ブルー』収録曲。
人生で経験するいろいろな人との別れ。
そんな別れに対して「前を向いていこう」という気持ちを表現した1曲だ。
最終的に上手くいかなかった二人だとしても、
その時その場所に確かに愛があったことは間違いない。
そしてその時間や経験はきっと二人の血となり肉となる。
そっと思い出に触れるように温かく、
でも切ない歌声で二人のストーリーを描くこの楽曲を聞き終えた時、
より強くそう思うだろう。
MVが地元・尼崎で撮影されているというのもこの作品の一つのポイントだ。
仲の良いバンドマンに撮ってもらったというこのMVによって、
よりリアルな感情を受け取ることが出来るようになっている。
「自分たちを知ってもらうために、色々と面白いことをやっていきたい」という彼ら。
実際にライブだけでなく、サブスクや配信、ラジオなどもやっているので、
それらも覗いてみると良いだろう。より彼らのことを好きになることは間違いない。
もちろんライブにも注目だ。
東名阪ツアーも地元のフェスも控えているなど、その音を体感できる機会は十分。
是非、一度直接その音に触れてみていただきたい。
【HP】
https://bravebackofficial.jimdofree.com/
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https://twitter.com/BraveBack_?s=20
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