フリーランスとして活動中のギタリスト、柏木みゆう。
2018年に音楽活動を開始。弾いてみた動画等を投稿し始める。
2019年8月よりサポートギタリストとしての活動を開始し、
『爆弾幸気圧』、『東京ハテナバナナ』、『82回目の終身刑』、
『愛沢絢夏』等、様々なバンド・アーティストのサポートギタリストとしてライブ活動をする。
2021年3月まで理系大学で大学院生をしており、リケジョギタリストとして、
2021年の『Player SPECIAL』にて紹介された経験も持つ。
現在は、メーカーでエンジニアとして働きながら活動を展開中。
・ぽろり/ 東京ハテナバナナ (Twitterより)
ハードな歪みを携えて弾くギターソロは感情が乗っていて、
まさにギターが雄弁に語っているように聞こえる。
ただ棒立ちで弾かれているだけでは、決してそうは鳴らないだろう。
全身を使って、身体ごとギターを弾くからこその音なのだ。
そんな感情的でワイルドなギタープレイと、
基本的には穏やかな佇まいだといえるスーツ姿とのギャップに惹きつけられる。
・チューリングラブ / ナナヲアカリ 【ギター弾いてみた】【柏木みゆう】
TVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』の第1期エンディングテーマ
『チューリングラブ feat.Sou』のギターカバー。
大学院生の時に発信した動画で、曰く「アレンジを見て欲しい」という一本だ。
特徴的なギターリフも軽やかに弾き切り、時に軽やかなカッティングも交えながら、
鋭利な音で見事に楽曲を装飾する。
硬質なロックやオルタナティブロックでのギターサウンドを思わせるアレンジも魅力的。
楽曲の熱量をぐっと高めているといえるだろう。
チョーキングのビブラート感やグリッサンドのキレなど細かいテクニックも
見応え・聴き応えは抜群だが、それ以上に、豊潤で硬質で鋭利なその音や
熱量の高い演奏のカッコよさに酔いしれたいカバー動画だ。
・【夜に駆ける / YOASOBI】 ギター弾いてみた 【柏木みゆう】
近年を代表するヒット曲『夜に駆ける / YOASOBI』のギタープレイ動画。
とはいえこちらは、原曲のギターをそのままコピーしたものではなく、
ギタリスト『mukuchi chan』によるギターアレンジカバーのコピーに、
ところどころアレンジを加えたものとなっている。
ブリブリにうごめくベースラインと印象的なピアノの旋律に負けず劣らず、
やはり硬質なロックやオルタナを彷彿とする鋭利なギターサウンドが存在感を発揮するアレンジだ。
高いスキルを要するアレンジではあるが、彼女はそれを難なく弾ききる。
またこのバージョンでは特に、カッティングのグルーヴ感の良さが印象的。
鋭い切れ味のカッティングでありながらもタイム感が抜群で、
楽曲のノリの良さ、アレンジのノリの良さを高めている。
そんなカッティングは、彼女のストロングポイントの一つといえるだろう。
この先「100歳でもエレキギターを弾くおばあちゃんになりたい。
生涯楽しんでギターを弾いていたい」という彼女。
楽しそうにプレイするその姿からは、そんな未来も想像に難くない。
2021年の目標を尋ねてみると「状況次第ではあるが野外フェスを行いたい。
そしていつかはSweet Love Showerに出たい」と明かしてくれた。
そんな目標に向かって進んでいく彼女を、是非ここから改めて追いかけていっていただきたい。
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