4人組バンド、マッシュとアネモネ。
Dr./Cho.『ヨネクボ隼介』、Vo./Gt.『もちこ』、
Ba./Cho.『田尾実悠』、Gt./Cho.『間下隆太』という4名からなる。
2016年、Vo.もちこが前メンバーと結成。
2018年5月、Vo.もちこと前サポートメンバーであったGt.間下隆太を中心にメンバーチェンジを経て、再始動。
同年、『未確認フェスティバル 2018』でグランプリを獲得。
さらに『ROCK IN JAPAN FES.2018』にも出演を果たす。
2020年2月には『BAYCAMP20202』にも出演。
着実にその音が届く範囲を広げながら、ユートピアを目指し日々歩みを続けている。
・マッシュとアネモネ 『ユートピア』
2019年3月にリリースした1stミニアルバム『羊の飼い方』の1曲目に収録されている楽曲『ユートピア』。
軽快で心地よいギターサウンドや、キャッチーで耳馴染みがいいメロディーライン、
そして特徴的なもちこの歌声もあって、自然と耳に残る1曲だ。
実際、「知ってもらうきっかけとなった」と話す楽曲であり、
マッシュとアネモネを『未確認フェスティバル 2018』のグランプリに導いた楽曲でもある。
若さや爽やかさ、そしてそこから派生する青春感に若者は共感し、
大人はいつかの自分と重なるようなノスタルジーを楽しむことが出来るというのも一つの特徴。
・マッシュとアネモネ『マドワク』
2021年2月と3月、2カ月連続デジタルシングルリリースを行ったマッシュとアネモネ。
この楽曲『マドワク』は、2月にリリースされたその1曲目だ。
この楽曲では彼ら・彼女たちの変化が感じられる。
一つ一つの音や構成に施されたギミックも然りだが、より顕著なのはやはり歌詞だろう。
自身でも「学生から大人へという、変化を表現している」という通り、
≪大人になって話せなくなったことは 単純すぎる好き嫌いの全部≫
≪大人になって気付けなくなったことは難しすぎる視線 たぶん≫と歌う。
黒の衣装に身を包んだMVも、同様に大人なムードであり、作品的だ。
ちなみに余談だが、サビで≪銀色に光る窓から≫と歌うこの楽曲を
メンバーは“銀色”と呼んでいるとのこと。
・マッシュとアネモネ 『ハコ』
2ヶ月連続デジタルリリースの2作目『ハコ』のライブ映像。
緊急事態宣言中、「部屋にこもりぎみになって、生活の変化をイメージした」と話すこの楽曲には、
「曲作りや活動をさぼっていた自分への戒めも込められている」という。
歌詞の中で描かれるカーテンやTシャツが揺れる映像は、刻々と過ぎていく時間や
動いていく世界を映し出し、何とも言えない豊かな情緒を生み出す。
その情緒はやはり大人びたもので、文学作品のように心に余韻を残す。
穏やかなテンポ感の中でのメロディックなギターフレーズやベースラインも印象的だ。
バンドとしての完成度がどんどんと高まっていることが感じられる1曲。
「音楽的なことだけにとらわれず、アートワークやグッズにもこだわりをもってやっていきたい。
様々な面で、個性的な、面白いと思ってもらえる“作品”を作っていきたい。」と話すマッシュとアネモネ。
そんなグッズ展開にも期待が高まるが、「新曲のレコーディングも終えている」とのことなので、
今後のリリースも楽しみに待っておこう。
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