若手実力派として幅広い場で活躍するヴァイオリニスト、大庭絃子。
4歳でヴァイオリンを始めた彼女は、桐朋学園大学音楽学部、同大学研究科を卒業。
これまでに上西玲子、加藤知子、漆原啓子、徳永二男、藤原浜雄、ジラール エマニュエル各氏に師事してきた。
また、日本イタリア協会コンコルソ金賞、JILA音楽コンクール弦楽器部門第2位、全日本芸術コンクール室内楽部門第2位、
日本クラシック音楽コンクール全国大会入選など、さまざまな大会で実績を残し、高評価を集めている。
国内外の幅広いコンサートやイベントで多数の公演を行い、
2015年から2019年までの4年間に「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト」メンバーとして活動したり、
ミスワールドジャパン2015のタレント賞を受賞したりと、メディア上でも注目を集めてきた。
テレビ出演やCM出演、後進の指導など多方面で現在まで活躍を続け、
さらに「囲碁アイドル」としての一面も持つなど、多才さを発揮しながら支持を広げている。
・Brahms - Scherzo in C minor from the FAE sonata - Violin and Piano ブラームス/FAEソナタよりスケルツォ
2019年11月、独立のタイミングでリサイタルを行ったという彼女。
その際の演奏を記録したこの映像では、ヴァイオリニストとしての彼女の演奏をストレートに体感することができる。
ブラームスの名曲を優雅かつ伸びやかに奏でていて、彼女の表現力・技術力の高さがうかがえる。
クラシックファンはもちろん、クラシックへの造詣が深くない視聴者にもヴァイオリンの魅力が伝わってくる演奏だ。
・Nigel Hess, Ladies in lavender / ラベンダーの咲く庭で
2004年のイギリス映画の映画音楽で、グラミー賞受賞者のジョシュア・ベルがヴァイオリン演奏を手がけた名曲
「ラベンダーの咲く庭で」。
演奏の繊細さはもちろん、空気の響きまで伝わってくるようなライブ感も見どころとなっている。
彼女のYouTubeチャンネルには他にも多数の演奏動画が公開されているので、要チェックだ。
・【ヴァイオリンで弾く】 守ってあげたい/松任谷由実 - チャンネル大庭絃子 Itokooba
2021年9月より、「ヴァイオリンで弾く」シリーズとしてJ-POPのヴァイオリンカバーアレンジ動画が定期的に公開されている。
松任谷由実の「守ってあげたい」をカバーしたこの動画もそのシリーズのひとつで、
誰もが知る名曲のメロディが、優美なヴァイオリンの音色で表現されている。
ヴァイオリンの魅力について、普段はクラシックなどを聴かない層にも興味を持ってもらうためにこのシリーズを始めたという彼女。
今後の投稿作にも注目だ。
今後も表現の幅を増やしていき、より多くの人の耳に自身の音楽を届けていきたいと語っている大庭絃子。
自身の音楽が、聴いてくれる人たちの心の拠り所になれれば、という気持ちがあるという。
若い世代の人々にもヴァイオリンの魅力を知ってほしいという彼女。
今後はコンサートに配信を導入したりと、会場に足を運べない人でも気軽に楽しめるような試みも行っていきたいそうだ。
HP https://www.scala-orch.org/
▼チケットぴあ
(Pコード204-171)