1980年代後半から2000年代前半にかけて精力的に活動し、
近年再び注目を集めている女性シンガー、永井真理子。
1987年に「oh,ムーンライト」でデビューを果たした彼女は、「ミラクル・ガール」
「ZUTTO」などのヒット曲を生んで1991年にはNHK紅白歌合戦に出場。
さらに、日本人女性アーティストとして初の横浜スタジアムでのライブを開催するなど
ライブアーティストとしても実績を重ね、一世を風靡した。
2017年には11年ぶりに音楽活動復帰となる新作ミニアルバム「Life is beautiful」を発表し、
スペシャルライブも開催するなど本格的に音楽活動を再開。
コロナ禍の2020年も、4月に25年振りのラジオ番組「永井真理子のOrange Room」の放送開始、
7月に無観客配信ライブ、10月にセルフカバーアルバム「Brand-New Door」のリリースなど、
できるかたちで多くの活動を積み重ねてきた。
また、最近では自身のYouTubeチャンネルでのライブ配信も積極的に行っており、
「みんなでつながって乗り越えていこう」という想いのもと、
ファンとコミュニケーションをとってきたり、ライブハウスと協力し合いながら
新たな形での人数制限ライブも多く開催した。
・永井真理子WWW ダイジェスト
本格的なアーティスト活動を再開した翌年の2018年、
渋谷WWWで開催されたライブのダイジェスト動画では、
自身のデビュー30周年の復帰記念ライブということもあって、
彼女の音楽活動の歴史を辿るように新旧さまざまな楽曲が歌われている。
ファンや周囲のミュージシャンに背中を押されて開催するに至り、
当時は久々の大舞台ということで緊張もあったそうだ。
観客も彼女のライブに大いに沸き、動画の中では彼女が途中で感極まった際に、
ファンが一緒に歌ってくれる場面も見られる。
会場に一体感が生まれているこの温かい雰囲気こそ、
永井真理子というシンガーが今も多くの人から愛されている何よりの証拠だ。
・永井真理子/ORANGE (OFFICIAL LIVE MOVIE)
2018年7月にリリースされたシングル「ORANGE」は、
ファンへのメッセージを込めた楽曲だという。
ノスタルジックな情景描写と飾らない言葉によるメッセージが
一体になった詞世界。普遍的でキャッチーなメロディ。
そして永井真理子の優しくも芯の通った歌声が合わさって、
誰もが共感できる普遍的なポップソングに仕上がっている。
デビューから30年以上が経った今も、
ファンに寄り添いながら歌い続ける彼女の想いを示す一曲として必聴だ。
2020年は予定していたツアーが延期になり、2021年も4月のアルバムリリースライブも延期になったりと
コロナ禍の影響もある中で、新たな技を身につけて延期されたライブに再挑戦することなど、
前を見据えて活動を続けているという永井真理子。
それらの振替公演は10月から11月にかけて予定されており、名古屋・仙台・石巻・尾道とツアーを回り、
11月6日、7日には吉祥寺スターパインズカフェでコラボアルバム「会えてよかった」リリース記念ライブ
振替公演を予定している。
現在はセルフカバーアルバム「Brand New Door Vol.2」の制作も進めている。
7月からは活動34年目に突入する彼女。今後のさらなる活躍にもますます期待が高まる。
まずは、そのライブに足を運んでみてほしい。
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