ハスキーかつストレートな歌声で魅せる実力派歌い手、ARASA-。


2021年から活動するARASA-は、歌ってみた動画の投稿をメインにコンテンツを展開。色気のある歌唱を軸に、高音ボイスから巻き舌、がなりなど多彩でテクニカルな表現を織り交ぜて個性を発揮してきた。


その実力は歌い手甲子園などのイベントでも注目を集めて高評価を得ており、これまでにチャンネルの総再生回数は26万回を突破。チャンネル登録者数も5000人に達するなど、着実に知名度を高めている。


また、他の歌い手の紹介配信やゲーム配信などバーチャルアバターを使ってVtuber的な活動も行っており、ゲーム専用のチャンネルも開設。ジャンルレスに活動の幅を広げてきた。


普段は会社員、経営者として働きながら、歌い手活動を続けている彼。「ファンの人たちとの触れ合いなど、人との関わりを大切にする」という活動スタンスもあって根強い支持を集めており、今後ますますの活躍と躍進が期待される存在だ。




・#22 【'21歌い手甲子園 東軍 1位】 ヴィランを巻舌&がなりを増し増しで歌ってみた/ARASA-



ARASA-の動画の中でも最も再生回数が多いのが、2021年に投稿された「ヴィラン」の歌ってみたカバー。


2021年の「歌い手甲子園」で東軍の1位に輝いた(本人曰く「たまたま運がよく」1位になれた)動画で、この動画をきっかけに彼を知ったという声も多く届くなど、自身にとってターニングポイントになった作品だという。


本人曰く、それまでの動画は「カラオケをミックスして歌ってみたとして投稿していただけ」という感覚だったが、本作からは「がなり」と「巻き舌」を意識してふんだんに取り入れ、自身の個性を見せていくスタイルを展開しているそうだ。


アグレッシブで力強く、インパクトのある歌ってみた動画として必見だ。



・#30 【'22歌い手甲子園 東軍1位】ボカロP公認、がなり「じらふ」歌ってみた/ARASA-



こちらは2022年の「歌い手甲子園」への参加作品として公開された「じらふ」の歌ってみた動画。


原曲が投稿されて間もないタイミングで一目ぼれし、作曲者であるボカロPのDASHI氏に直接連絡。参加への動画使用を承諾してもらい、動画のマスターデータも共有してもらうことが叶ったそうだ。結果、本作は2021年に引き続き話題を集め、東軍のみならず全体でのMVPに選ばれたという。


カバーの制作に関しては「歌ってて今までで1番楽しかった」と言えるほどだったそうで、楽しくハイテンションに収録を行ったという。


原曲の魅力をしっかりリスペクトしながらも、本作でも「がなり」などのテクニックを込めて自分らしさも表現しているARASA-。歌ってみたのこだわりとしては「他の歌い手さんの動画は見ない」というポリシーがあるそうで、そこにはオリジリティへのこだわりや、原曲へのリスペクトがあるそうだ。


一人の歌い手として個性とプライドを見せながら歌い上げている彼の、全力の歌唱に聴き入ろう。


・#29 ロックに神っぽいなを歌ってみた/ARASA-



歌ってみたカバーの原曲として今や定番のひとつとなった「神っぽいな」。そのARASA-カバーは、既に彼の持ち味となっている「がなり」がマシマシで、色気のある攻めの歌唱に仕上がっている。


自身の声域を下から上まで使えて、かつ複雑なリズムの進行でテクニックを見せることもできて、歌い手としての歌唱スタイルと原曲の相性もぴったりだったと感じているという彼。原曲の魅力と彼の個性の化学反応に注目だ。




6月にはJOYSOUNDの歌い手甲子園にて、CMで個別の声の出演も果たしたARASA-。

YouTubeでのハイペースな活動も相まって、バイタリティあふれる面に目が行きがちだが、Twitterでも小まめな「おはよう」ツイートでのフォロワーとの絡みや、何気ない日常の投稿など、人となりが垣間見えるような細かい投稿にも気にかけているのだから驚きだ。

とくにTwitterに関しては、おはようのツイートも含めて、リプライにはほぼ100%返信をしているとのこと。そういった「絡みやすさ」も彼の魅力の一つと言えるだろう。


とはいえファンとの距離が近すぎるのか、「飯テロ」活動と称して投稿した美味しそうな画像にも多くの反応が集まり、たまに他の歌い手から「私の歌ってみたより伸びてる」と怒られることもある様子。

また、ゲーム配信ではしばしば視聴者と「プロレス」が発生したりすることもあるとのこと。

「こまったもんですよ」と語る彼の口調は、どこか憎めないイタズラっ子のようでもあり、それを優しく見つめる大人のようでもあったのが印象的だ。



ARASA-の活動情報は、彼のYouTubeチャンネルとTwitterから要チェックだ。