平成生まれ昭和育ちのパンクバンド、路地裏ジャンキーズ。
メンバーはVo./Gt.路地裏ユウダイ、Gt.ジャンキーJUN、Ba.ゴーヅ拓真、Dr.宮下モリヲという4名編成。
オールドなパンクを基調にしつつ、尖ったカルチャーを幅広く吸収して発信される、
荒々しくもあり優しくもあるロックンロールが、そのサウンドの特徴。
東京を中心に活動中で、音源のみならずライブへの評価も極めて高い。
またファン層の幅も広く、同世代の若者からコアなパンク好きまで様々な年代がライブへと足を運んでいる。
・2nd Single『一夜一夜の独り言/20世紀のガキ共よ』
2021年6月1日に2ndシングル『一夜一夜の独り言/20世紀のガキ共よ』をデジタルリリース。
それらはそれぞれiTunes Store国内パンクチャートにて『1位』『2位』を獲得するなど注目を集めている。
「普段バンドとしては、パンク=既成の音楽の枠組みから外れる、
とらわれないという考え方を持っている(いわゆるパンクっぽさにとらわれない音楽)」
と話す彼らだが、今回のリリースは音楽的に"パンクミュージック"に寄った楽曲だといえる。
そこには、「改めてルーツミュージックから発信しよう」という考えがあったのだ。
事実、一番色濃く影響を受けたというブルーハーツなどの日本のパンクミュージック、
さらにはUKやUSのパンクミュージックからの影響が香る。
実に前進力が高く、でもキャッチーで芯を射貫くサウンドの2曲がここにはある。
・路地裏ジャンキーズ - ろくでなしのロックンロール (Official Music Video)
2020年5月にリリースした初の流通盤『BREAKIN' DAWN』に
収録されている楽曲『ろくでなしのロックンロール』。
バンドを始めた当初からやっている曲であり、バンドを組む前、
まだ高校生の時に路地裏ユウダイが作った1曲だ。
路地裏ジャンキーズの魅力の一つに、その音や言葉、
そして歌声からこれでもかと伝わってくる圧倒的な熱量の高さがある。
この楽曲『ろくでなしのロックンロール』でも当然高い熱量を発揮させている。
ただその中にどこかセンチメンタルなムードもあり、それが実に眩しく響く。
忘れていた何かにガッと触れてくるように、胸にぐっとくるのだ。
またこの楽曲ではMVにも注目したい。
基本的に全部セルフでMVの撮影・編集をやっているという彼らだが、
この作品に関しては「知り合いのカメラ専門の方に頼んだ超大作」に。
実際ドローンで撮影されるなど凝った部分も多々あり、
耳だけではなく目でも楽しみたい1曲となっている。
・2021.4.17 『KNOCKOUT FES 2021 spring』
2021年4月に行われた『KNOCKOUT FES 2021 spring』に、トリから3番目という出順で出演した彼ら。
満杯状態のフロアに向けて、5曲を披露。この映像はそのダイジェスト版だ。
音源においてもその熱量が伝わる彼らだが、当然のごとくライブではそれをさらに上回ってくる。
演奏から、パフォーマンスから、その全てに高い熱量が宿る彼らの“熱”は、当然観客にも伝染。
観客たちは、そのままステージに飛び込んでいってもおかしくないほどに熱狂し、熱唱する。
この迫力はきっと、一度味わったら忘れられないだろう。
そして何度も足を運びたくなる。
彼らのライブはそんなライブなのだ。
この2021年の活動については
「新曲から作るか、既存の曲から作るかは未定だが、できれば9月くらいにMVを出したい」
とも話してくれた。
また最近は、「単発で行ったことない場所への遠征や、ちょっとしたツアーを計画している」
とのことなので、そんな次のMVを楽しみにしつつ、ライブに参戦してみると良いだろう。
そうしてどっぷりとその音楽に浸かり、彼らの熱量なしでは
日々が物足りなくなってしまうというのもまた、面白い。
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