DIY的な活動スタイルで独自の世界観を築き、注目を集めるシンガーソングライター、新津由衣(にいつ ゆい)。


高校生の時にシンガーソングライターユニットRYTHEMでメジャーデビューした新津由衣は、

ユニットでの8年の活動を経て「Neat's」名義でソロアーティストとしての活動をスタート。

2017年には現在の本名名義に改名し、さらに2021年5月からは再びRYTHEMとしても再始動するなど、

邦楽シーンにおいてコンスタントな活動を見せてきた。


現名義になってからこれまでにアルバム「Neat's ワンダープラネット」、ミニアルバム「まるとさんかく」、

その他多数のデジタルシングルをリリースしたりと、ハイペースな作品制作を行っている彼女。


ライブシーンでも360度映像で囲んだステージや、朗読を交え絵本の世界に入り込むような

演出など、オリジナルの世界観を追求しながら精力的に活動し、雑誌やラジオなどメディア上でも

幅広く取り上げられるなど、確かな存在感を見せている。


作詞作曲編曲・アートワーク・MV監督・流通など活動のほぼ全てを自ら手がけるプロジェクトを発表したり、

音楽以外の創作・表現の隅々にまで自身のこだわりを込めているからこそ、

唯一無二の音楽世界を築き上げているのが彼女の大きな魅力だ。


そんな新津由衣がこだわり続けているのが「ポップである」ということだという。

「自分自身が考えていることを他人と理解しあえなかった」という体験があり、

だからこそ自分の思いを素直に伝え、人と分かり合うためにポップスという

普遍的な音楽ジャンルで気持ちの共有を目指しているそうだ。




・【新津由衣】2ndAlbum制作裏側アプリ「ゆいのアトリエ」リリースCM!



現在2nd Albumの制作を進める中で2021年5月に彼女がリリースしたのが、

制作の裏側を見せるアプリ「ゆいのアトリエ」。


このアプリでは、デモ作りやレコーディングからアートワーク、アーティスト写真の撮影や衣装の用意など、

アルバム制作に関するあらゆる場面を垣間見ることができる。コロナ禍でライブ活動が思うようにできない現在、

ライブに代わってできる活動としてこのアプリをリリースしたそうだ。


じっくりとアルバムを作る中で、「楽曲制作の0から1を生み出す葛藤や喜びを共有したい」

というコンセプトを語っている彼女。なかでも特徴はイメージスケッチを描くところから

制作が始まっている点だ。


曲作りやアルバム構成について「頭の中に映像のイメージがあり、それを歌詞や曲に落とし込む」のだという。

子どもの頃から映画監督を志望していたようで映像作品作りにも興味があったことがこの制作スタイルに

活きているのだそうだ。


五感を使って音楽世界を作り上げ、ときには一度楽曲を寝かせたりもしながら

丁寧に作品を構築する様を、ありのままに見せるこのアプリ。

ライブハウスでの演奏とはまた違ったかたちで確かな「ライブ感」を持つプロジェクトとして要チェックだ。




映像表現にこだわりを持っている新津由衣は、今回のアルバムからも複数曲のMVを

発表したいと考えているという。


創作では「より自由に、遊びながら新しい境地にいきたい」というモードだそうで、

今回の作品でどんな自由な世界観が生まれるのか今から楽しみだ。


さらに挑戦を続け、表現の幅を広げていく新津由衣から、今後も目が離せない。