ライブシーンからインターネット上まで、多彩な場で
多彩な活動スタイルによる表現をくり広げるアーティスト、ニイマリコ。
ロックバンドHOMMヨ(読み:オム)のギターボーカルとして長年活動しつつ、
昭和残俠歌謡デュオduMo、水橋春夫グループ、Ghostlegなどのユニットでも音楽活動を行い、
さらにトークショー配信や文章の執筆なども行う彼女は、国内サブカルチャー、
ポップカルチャー界で着実に実績を残してきた。
近年はニイマリコ名義でのソロ活動も精力的に展開しており、
音楽販売・配信サービスのbandcampでオリジナル楽曲を発表。
他にWebライブ配信なども行いながら、独自の世界観を表現している。
・HOMMヨ / ノクターン 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
長年ニイマリコの活動の中心となってきたHOMMヨの楽曲「ノクターン」。
オルタナティブやインディー色を感じさせつつも、
根底には歌謡曲など邦楽のルーツが生きていることも感じさせるナンバーだ。
この曲はデヴィッド・ボウイが亡くなった際に制作されたそうで、
彼の目線を想像しながら描かれた詞世界にも注目してほしい。
「女性スリーピースバンド」というスタイルから求められるステレオタイプに寄らず、
バンドの芯を守りながら活動してきたというHOMMヨ。
現在は活動休止中だそうだが、その楽曲はニイマリコの音楽活動の軸のひとつとして必聴だ。
・Ghostleg - 幽霊になるとき
ラッパー、トラックメイカーのワニウエイブとコラボした音楽プロジェクト「Ghostleg」。
ニイマリコはもともと彼の作品のリスナーだったそうで、プロジェクト設立時に声をかけ、
Ghostlegの始動が実現したという。
あえてバンド色を排したサンドメイクがなされており、楽曲から「人間味」を極力排除するために
作品制作もデータのやり取りのみで行うなど徹底し、絶望的、破滅的な世界観を生み出したそうだ。
MVもホラーテイストに仕上がって楽曲の持つ無機質さとマッチしており、ロケーションやアングル、
何より陰影を活かした「光」の表現など、映像作品としても大きな魅力がある。
・FPBN生配信 EXTRA 「緊急対談”ニイマリコ×關伊佐央"」2021.06.29
近年はソロアーティストとしても配信を中心に活動しているニイマリコ。
先に書いたようにbandcampでの作品発表を行い、また配信では弾き語りライブを行ったり、
他クリエイターと対談したりと、音と言葉による表現を続けている。
よりクリエイティブに活動を研ぎ澄ませていく彼女に注目だ。
2021年8月6日には最新作「ワンダーウォール(new single ver.)」のリリースを
bandcampにて行っているので、ぜひ手に取って、彼女の音楽世界の最新形に触れてみてほしい。
【公式HP】
https://infoinfonii.wixsite.com/niimariko
【Twitter】
【bandcamp】