ハイクオリティかつ多彩なサウンドに乗せて、
共感性の高い繊細な感情を歌い上げるアイドルグループ、美味しい曖昧。
2021年6月に始動したばかりの美味しい曖昧は、
「友人関係、恋愛、自分のこと、自分じゃないこと、そんな誰もが持っている“曖昧”な気持ちを否定せず、
戦いたい人には勇気を、傷ついた人には居場所を与えたい」というコンセプトを掲げて活動。
曖昧だからこそ心地よく、誰もが感情移入できるストーリーやメッセージを歌い上げてきた。
その楽曲はポップス、ファンク、ダンスミュージックなど幅広いジャンルのエッセンスを内包し、
テクニカルでありながらも確かなキャッチーさも見せる。
メンバーそれぞれ個性のある歌唱や一体感を見せるパフォーマンスも合わさり、
始動直後から完成された世界観を築いてきた。
今後のアイドルシーンにおいて、間違いなく大きな存在になっていくであろう気鋭のニューカマーだ。
・美味しい曖昧『あまあま』at 新宿MARZ 2021.06.04
美味しい曖昧の始動時からの代表曲「あまあま」は、
コロコロと変わっていく女性の感情を表現したポップナンバー。
サウンドはファンキーに仕上がっていて、
歯切れのいいカッティングやスラップベースが印象的だ。
「アイドルソング」という枠を超えて、
ひとつのポップソングとして圧倒的なインパクトとキャッチーさを誇っている。
メンバーそれぞれの個性が現れた歌詞の表現も合わさって、
まさにキラーチューンと呼ぶのがふさわしい一曲だ。
動画は6月の新宿MARZでの公演を収めたライブムービーになっているので、
ステージの臨場感やパフォーマンスにも注目してほしい。
・美味しい曖昧『sugar beat』at 新宿MARZ 2021.06.04
ゆったりとしたミディアムビートが印象的な「sugar beat」は、
先に紹介した「あまあま」とはまた違ったかたちで美味しい曖昧の魅力を見せる一曲。
曲調はローファイヒップホップを意識したそうで、
「頑張りたいけど何を頑張ればいいかわからないという女性心」を描いたという歌詞が、
軽快なテンポで耳に届いてくる。
メンバー一人ひとりの語りのパートもあり、
それぞれの個性やキャラもうかがえる表現になっているのが注目ポイントだ。
・美味しい曖昧『角砂糖とセイロン』at 新宿MARZ 2021.06.04
「アイドル×邦楽ギターロック」をコンセプトにした楽曲「角砂糖とセイロン」は、
緩急豊かでテクニカルな曲展開で見せる技巧的なポップロックソング。
アップテンポな疾走感がありながらもどこかアンニュイな空気感も纏っていて、
落ち着いた雰囲気を纏う美味しい曖昧というグループの世界観をしっかりと感じさせてくれる。
覚えやすい振りもあり、ライブでも盛り上がる一曲だという。
今後の美味しい曖昧の象徴的なナンバーのひとつとして必聴だ。
2022年2月20日にはVeats Shibuyaでの2ndワンマンライブも控えており、
8月20日には1st Full Album 「曖昧なアルバム1」の配信リリースも果たした美味しい曖昧。
今後も連続して主催イベントが控えているそうで、始動の勢いを保ったまま
活動を加速させていく彼女たちにますます期待が高まる。
アイドルシーン新時代の最前線を駆ける美味しい曖昧に、これからも要注目だ。
2021年8月20日(金)配信リリース