大阪出身のミュージシャン・スギムによる音楽ソロユニット、クリトリック・リス。
もともと音楽経験のなかったサラリーマンだったという彼は、
現在は「電子楽器テルミンを装着したパンツ一丁の姿でパワフルなパフォーマンスを行う」という
唯一無二の表現スタイルを確立して活動し、多くのアーティストやイベンターの誘いを受けて
さまざまなイベントに出演するようになった。
コミカルなパフォーマンスとは裏腹に、人の生き様をシュールな視点で
描いた歌詞はときに聴き手の涙を誘い、音楽関係者からも高評価を獲得。
新時代のライブアーティストとして支持を集めている。
2016年には映画「光と禿」で主演を務め数々の賞を獲得し、2017年には47歳にしてメジャーデビュー。
2019年には日比谷野音でワンマンライブを、2020年には大阪城野音で「栗フェス」を行い成功を収めるなど、
ハイペースに実績を重ねてきた。
2021年にはNHK大阪放送局による密着ドキュメンタリー番組が放送され、
現在はラッキーFM茨城放送でメインパーソナリティを務める
「ミッドナイトクレイジーラジオ」が毎週土曜22時より放送中。
ますます注目度を高めながら活動を続けている。
・クリトリック・リス / STAY MUSIC(demo version)
コロナ禍の2020年5月頃に制作された「STAY MUSIC」は、
厳しい情勢下のライブハウスについて歌った楽曲だという。
以前のような「お酒を飲みながら騒いで楽しんで」
という楽しみ方が難しくなっている今のライブハウス。
ステージ上での表現の仕方も変わらざるを得なくなった中で、
MVではコロナ禍以前のライブハウスを写した写真の数々を通して
ライブハウスへの愛が描かれている。
現在は家で音楽と向き合う時間が増えたことで、
より真摯に「音楽」に向き合うようになったという。
この楽曲は「クリトリック・リスの中でも今まであまりなかった、
かっこつけているサビ」が特徴で、歌詞をしっかりと聴いてほしいそうだ。
・クリトリック・リス / LOST SUMMER (Music Video)
ノスタルジックなストーリーを見せる「LOST SUMMER」は、
自身の子どもの頃の思い出を歌った一曲だ。
小学生の頃は野球をやっており、自分に才能はないと思いつつも、
日々練習は真面目に取り組み続けたという彼。
野球に全力を捧げて努力し続け、
それでも最後まで日の目を見ることはなかった……
という辛い経験がバックにあるそうだ。
青春の全てに日が当たるとは限らない。喪失感を抱えて終わる夏もある。
そんなリアルな人生の描写は、特別ではない「普通の人」にこそ刺さる。
MVは2020年に大阪城にて開催した「栗フェス」のライブシーンから。
かつて夏を失った少年が、大きなステージで多くの観客に感動を届ける
中年になった姿も楽曲の感動をより高めてくれる。
・クリトリック・リス / さよなら高円寺 (Music Video)
2019年には日比谷野音でワンマンライブを成功させたクリトリック・リスは、
当時ワンマンに向けて上京し、活動の拠点を一時東京に置いていたという。
その際に住んでいた高円寺からワンマンを終えて去るときに寂しさを感じ、
書いたのがこの曲だそうだ。
夢を抱えた多くの人が集まる街、高円寺。
そこでの出会いや受けた刺激が、哀愁漂うストーリーとなって描かれている。
静かな始まりから一転してサビではアップテンポになるのも、
かえってノスタルジーをかき立てる。
前半は高円寺の街、後半は東高円寺UFOクラブで撮影された、
高円寺愛に溢れたMVと合わせて必見だ。
2021年内はライブ活動をメインに行う予定で、
12月には東名阪ワンマンツアーも決定しているというクリトリック・リス。
次なる目標は「武道館公演」だそうだ。
コロナ禍の中でステージングも変わり、
今は「真の音楽を楽しめるエンターテインメント」を追求しているそうで、
「ぜひ一度ライブハウスに足を運んで「今のクリトリック・リス」を見てもらいたい」
と語っている。
また、現在ラッキーFM茨城放送で放送中のラジオ「ミッドナイトクレイジーラジオ」については
「かなり自由にやっている」という。こちらも併せて注目だ。
アーティストとして進化を続けるクリトリック・リスの今後から、目が離せない。
【リリース情報】
最新アルバム
【イベント情報】
下記のフォームよりご確認ください
http://ws.formzu.net/fgen/S117923/