『ずっと淡いままだった、僕らの水色関係』をテーマに"オト"を響かせる音楽ユニット、オトアサギ。

謎の新人コンポーザー“三十三”が作詞作曲を手がけた楽曲に、透明感のある謎の新人ボーカル“ミズカ”が声を響かせる。
ユニットのテーマは「水」。


2021年9月10日に発足し、YouTubeに楽曲MV初公開後、約10日で2万再生突破。高評価1000件を成し遂げた。

SNS総フォロワー数35万越えのイラストレーター”世津田スン”による攻撃的なイラストと、

流行にとらわれない切なくも美しいメロディーのコントラストは必見。

読み手によって変化する歌詞の気持ちは若い世代を中心に共感を呼んでいる。




・オトアサギ - ワカラナイヨゥ MV



インパクトを重視した、パワフルな楽曲『ワカラナイヨゥ』。

現代的なヒップホップとKawaii雰囲気を融合させたようなサウンド感は、可愛くもあるが力強くもある。

R&Bを彷彿とさせるディープなボーカルも同様だ。

その歌の力強さは、ラップパートで特に色濃く感じることが出来るだろう。


そんなラップパートがあることからも分かる通り展開も豊富で、音からも歌からも、

そしてもちろん描かれる世界観からも引き込まれる1曲だといえる。

MVのイラストは、SNSでも話題となっているイラストレーターの世津田スン氏が担当。

音楽の力はもちろんのこと、同氏のイラストもこの楽曲のバズの一因だ。


・オトアサギ - 明鏡止水 MV



2021年9月29日にリリースしたばかりの楽曲『明鏡止水』。

「水」をテーマにしたユニットであるオトアサギ。

この楽曲は、そんなユニットのコンセプト通りの作品となっている。


サウンド的には、力強いサウンドが印象的な『ワカラナイヨゥ』とは異なり、やや静かな雰囲気の楽曲。

しかしもちろん抑揚はあり、上がるところは上がる。

浸りながらも、いつの間にか気分を上げてくれるようなサウンド感の1曲だ。


歌詞は、1曲目『ワカラナイヨゥ』とは別人目線で描かれる恋愛もので、

前作と比べて弱めの、女の子らしさのある人物像が描かれている。

リアルでわかりやすい、真っ直ぐなその恋心は、

それを的確に表現するボーカル・ミズカの歌声によって、痛いほどに胸を打つ。




秋頃に新曲のリリースを予定しているオトアサギ。
さらに、「来年からはいろんなコンテンツを繰り広げていきたい」と、今後の活動により期待が高まる言葉も頂いた。

そんなオトアサギは、まだまだ謎が多いユニット。


しかし二つだけ確かなことがある。

一つは、楽曲や描く世界観のクオリティが極めて高く、引き込まれたり浸れたり、とにかくぐっとくるということ。

そしてもう一つが、これから先も、ずっと注目し続けておくべき音楽ユニットだということだ。