化けるシンガーソングライター、霧愛。
ギターも歌も独学で始める。日常にある出来事や疑問をメモして歌詞を描き、
タイトルは後からつけるというスタイルで制作を進め、これまでに150曲ほどを制作。
2021年より霧愛として本格的に活動を始め、1月に初めてのオリジナル楽曲『醜いアヒル』を投稿。
7月には初めてのライブを経験。
「やってみて場馴れしていないと感じた」「目の前にお客さんがいて、一緒に時間を共有できるのが良かった」と、
そこでしかできない経験をし、さらに前へ進んでいく。
・【オリジナル曲No.4】人狼
2021年3月に発表した4曲目のオリジナル楽曲『人狼』。
独特の歪み感と抑揚のある歌声で、
≪人間の顔をした 人狼だとしたならば 皆に正体バラして 処罰を受けるべきでしょうか≫と歌う同曲。
強いメッセージ性と歌声によって、その世界観にどっぷりと引き込まれる。
アコースティックギター1本と歌声のみというシンプルな編成ながら、そこには全く物足りなさはない。
それはやはり、人を惹きつけるだけの豊かな表現力の持ち主であるがゆえだろう。
自身で手掛けているという映像もそれに一役買っているなど、歌声や歌詞だけではなく、
全体を通しての作り込みの完成度が高い作品だ。
・【オリジナル曲No.5】秒針
2021年5月に発表した5曲目のオリジナル楽曲『秒針』。
先の楽曲『人狼』は、少しやさぐれたような、ロックなテイストの歌声で描かれている曲だった。
しかしこの楽曲『秒針』は、よりカラッとした、明るいテイストの歌声で描かれている。
まずその歌声の幅の広さに驚かされるだろう。まさに“化けるシンガーソングライター”であることが感じられる1曲だ。
そんな同曲で描かれているのは不安な未来に対しての、≪これからも、大丈夫≫≪だから、行こう≫という思い・メッセージだ。
何かに挑戦し続けている人、でも未来に不安を抱える人。この楽曲はきっとそんな人たちに突き刺さり、照らしてくれる。
・【オリジナル曲No.6】拝啓 Grand mother, Grand father
2021年8月発表の6曲目のオリジナル楽曲『拝啓 Grand mother, Grand father』。
そのタイトルからも連想できる通り、祖父・祖母に向けた手紙のようになっており、
そこには彼女の強さ、そして何より弱さが多分に描かれているように感じられる。
それがまた、リアルな手紙のように思え、ぐっとくる。
きっと聞いていると、自分の悩みや弱さを打ち明けることが出来る存在が、頭に思い浮かぶのではないだろうか。
そんな、描く歌詞が印象的な同曲だが、キャッチーなメロディーラインもその特徴だといえる。
ポップス色が強く、耳なじみが良いので、老若男女を問わず多くの人に刺さるはず。
先述の通り、これまでに150曲ほど制作している彼女。
「作りだめしている曲が多い分、その出し方に迷っている」とも話してくれた。
化ける表現力と幅広いサウンド感・メロディーセンスを持つ彼女は、きっとこの先さらに注目を集めるはず。
要注目の一人であることは間違いない。
是非TwitterのフォローやYouTubeのチャンネル登録をして、新しい楽曲群の発信を逃さないようにしていっていただきたい。