シンガーソングライターやイラストレーター、コンポーザーなど、幅広い分野で活躍するアーティスト、日南乃。
ライブハウスから路上までシーンの中で積極的に活動している他、自身のYouTubeチャンネルでもMV公開やライブ配信、カバー動画の公開などハイペースにコンテンツを投稿し、多方面で注目を集める彼女。今後のさらなる躍進が期待される要注目クリエイターだ。
・日南乃『のらりくらり』Music Video
ひとつの恋の終わりを、情緒豊かな詞世界とエモーショナルなメロディで描き上げたミディアムナンバー「のらりくらり」。
日南乃の代表曲のひとつになっているこの曲は、大好きだった人からの突然裏切り、もう人を好きになりたくない、そんな絶望的で最悪な出来事こそがこの曲のきっかけだという。
失われてしまった愛情と、それでも愛しく感じる幸せだった日々。過去を切なく振り返りながら、辛くても前を向く。誰にも左右されず一人でも強く生きていく。そんな心情が繊細に綴られ、聴き手を感情移入させる。
MVは、信頼できるクリエイターの仲間たちと出会い、ともに映像を完成させたそうだ。アート作品として、日南乃本人の表情や演出にもこだわりが感じられ、センチメンタルなストーリー性をより引き立たせている。この曲が紡ぐ“失われた”愛と“生まれた”愛。この楽曲の持つ二面性が巧みに表現された映像作品としても注目しよう。
・春泥棒【エアーバンドしました。歌はちゃんと歌ってます。すみません】harudorobo/ yorusika cover 日南乃(Hinano)
自身のYouTubeチャンネルではヒット曲のカバー動画なども積極的に投稿している日南乃。 ヨルシカの名曲「春泥棒」のカバーもそんな動画のひとつだ。オリジナルとは一味違った独自のアレンジと彼女らしい歌唱による表現は、これまでのカバー動画の中でも最も時間をかけた渾身の一作。
コロナ禍でこれまで精力的に行ってきた路上ライブが難しくなり、歌うことが本当に大切なことなのか、誰かの力になれているのだろうか。そんな中で思いついたYouTube企画が、「春の曲を、春の季節に、誰かの心に春を届けられるように投稿する」であったという。その過程で学んだ曲のアレンジやMIXの技術を活かされたのが、この「春泥棒」。
自分らしさを一番発揮できたカバーだと自身も感じているようで、みんなの心が奪われてしまうかもしれない、必見だ。
・日南乃『ゆめいのり』Music Video
日南乃の最新作「ゆめいのり」。聴き手の心に寄り添うような優しいバラードナンバーとなっている。
この作品のはじまりは、コロナ禍で疎遠になっていた友人との再会。その友人は連絡とらなかった間に、精神的に苦しみ、病みを抱えていたそうだ。その時に「どうして気づいてあげられなかったのだろう、どうして寄り添ってあげられなかったのだろう」と後悔を感じたことがきっかけだという。
聴き手の心に、より優しく寄り添うために、夜のイメージに合う曲調に仕上がっている。ついつい考え事をしてしまう、ネガティブな気持ちになってしまう、そんなときに聞いてほしいという彼女の願い、祈りが込められている。
アーティストとしての日南乃らしさ、想い、願い、祈りが詰まったメッセージソングとして受け取ってほしい。
今後の活動目標は「応援してくださる方にはもちろん、もっとたくさんの人に愛してもらえる作品を、アーティストとして作ること。そして、ファンたちが“昔からひなにずむ(ファンネーム)だったんだ”と胸を張って自慢できる存在になること」だという日南乃。毎年9月にはバースデーライブを開催しており、2022年も9月4日の開催が既に決まっているという。
これからも作品制作からライブまで、0から120まで創作し続け、たくさんの人に音楽、作品、そして“愛を”届けてくれることだろう。 今後も日南乃から目を離せない。
【イベント情報】
9/4 Hinano’s Birthday ONEMANLIVE 2022
【リリース情報】
HINAZINE発売中