独特の感性から生まれるグッドミュージックで聴き手を魅了するスリーピースバンド、ペペッターズ。
2015年に神戸で活動を開始したペペッターズは、現在は広村康平(Vo./Gt.)、中西幸宏(Ba./Cho.)にサポートDr.を迎えて活動している。
普遍的なキャッチーさと確かなオリジナリティのある音楽世界、明瞭でポップでありながらもユニークな空気感を含む表現スタイル。
そんな個性を発揮しながら、関西のライブハウスシーンを中心に話題を呼んできた。
2018年にはチャットモンチーのトリビュートアルバム一般公募枠にて最優秀賞を受賞し、「こころとあたま」が収録された。
続く2019年には1st Full Album「materia=material」、2nd Full Album「KUCD」を立て続けにリリースし、自身初の全国ツアーを開催。
心斎橋Pangeaにて開催された初のワンマンライブはソールドアウトで終えている。
2020年には3rd Full Album「3536 or 37」を発表。
以降も2021年現在までコンスタントな活動を展開し、音楽ファンの確かな支持を集めてきた。
・ペペッターズ "Dynamo"(Official Music Video)
地に足のついたビートとミニマルに研ぎ澄まされたアンサンブル、
多彩なコーラスワークとその中心で軽快に響くメインボーカル。
そんな見せ方でペペッターズの個性を表したのが、
2nd Full Album「KUCD」のリードナンバー「Dynamo」だ。
ライブでも大切な場面で演奏することが多く、バンドの中で重要な立ち位置を占めるこの曲には、
伝えたい思いが込められているという。
楽曲の情景イメージをそのまま切り出したようなどこか幻想的なMVは、京都で撮影されている。
ディレクターを手がけた寺本氏が、楽曲を聴いたイメージをそのまま映像化したそうだ。
・ペペッターズ "Dessau" with Haruko Madachi (Official Music Video)
2020年にデジタルリリースされ、3rd Full Album「3536 or 37」にも収録された「Dessau」は、
The Wisely BrothersのVo.真舘晴子氏をゲストボーカルに迎えた一曲。
ペペッターズらしい洗練されたバンドアンサンブルと心地よいメロディに、
彼女の歌唱がマッチして独特のキャッチーさを生み出している。
以前から彼女と親交があり、一緒に何かやりたいと話していたところ、
ようやく共演が実現したのがこの曲だったそうだ。
彼女が歌うことを最初から想定して作られたそうで、サウンドとボーカルの温度感の一致など、
ひとつの楽曲としての完成度の高さも見どころとなっている。
・ペペッターズ "louve"(Official Music Video)
ペペッターズの初期からの楽曲「louve」は、バンドらしさが伝わる「自分たちの名刺代わりのような一曲」。
アップテンポなキラーチューンであり、テクニカルな攻めのサウンドが、
幾何学的にカチッとハマり合うアンサンブルの中にも熱量のあるカオスを生み出している。
リスナーからの人気も集めており、まさに彼らの代表曲と呼ぶべきナンバーだ。
MVではこのバンドの作品としては珍しく、メンバーの姿も映し出されている。
人物像も含めてペペッターズというバンドを見せる一作として、彼らを知る上でまず観てほしい。
現在は新たな作品のレコーディングを進めるなど、次の活動に向けて着実に準備を行っているというペペッターズ。
また、2曲目に紹介した「Dessau」のように、今後も他アーティストをゲストに迎えての制作も行っていきたいという。
「新体制のペペッターズに、今後も期待してほしい」と語っている彼ら。
バンドとしてさらに進化を遂げていくペペッターズに、これからも要注目だ。
【ライブ情報】
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