プロe-sportsチームのSTYLEに所属しているe-sportsキャスターVTuber・ナナホシナナ。

彼女のデビューは2022年5月9日。活動から半年足らずで、YouTubeのチャンネル登録者数は2500人を突破している。


歌とFPSゲームのプレイをメインに、ほぼ毎日配信活動を行っている彼女。一部のファンからは「喉の化け物」と言われるほど喉が強く、楽曲をフルコーラスで100曲歌う耐久配信を行ったことも。9時間ほどの長時間配信となったが、最後まで楽しそうに歌い続ける姿が印象的だった。


「興味関心があることには全力で取り組めるが、そうでないことには力を発揮できない。かっこいいものは大体全部好き」という言葉で自身を表すナナホシナナ。視聴者とのキャッチボールを楽しみながら、今日も魅力的な声を届けている。




・フォニイ - ツミキ / ナナホシナナ (Cover)



ツミキのボカロ曲「フォニイ」をカバーした本動画。メロディーの上がり下がりが激しく、テクニックを求められる楽曲だが、ナナホシナナの声はその難関をものともしない。楽曲の持つ儚さや切なさと、彼女の声が放つ「陰」の部分が良いバランスで混ざり合っている1曲だ。


楽曲が展開されていくにつれて、増していくナナホシナナの力強さ。「真実の愛」が花言葉である赤い菊を逆さまに持った楽曲後半から、声の迫力が一段と増してくる。

「フォニイ」は、英語で「偽物」を意味する言葉。「着飾った私」を否定し、偽物の自分に向けられる愛を嫌悪するような本楽曲に込めた彼女のメッセージはどういったものなのだろうか。ぜひ自身の耳で聴いて、それを感じ取ってほしい。

・【歌ってみた】アイデンティティ / covered by ナナホシナナ & 半田旬



ナナホシナナが同じくVTuberの半田旬と歌唱したKanariaのボカロ曲「アイデンティティ」。

男性とのデュエットということもあり、ナナホシナナの低音ボイスが輝く1曲である。


伴奏構成がシンプルであり、歌う人の声がまっすぐ耳に届く本楽曲。

響きを含んだ彼女の声がまるでひとつの楽器であるかのように楽曲と呼応し、味わい深い音楽を生み出している。


「アイデンティティ」とは、「自分は自分である」と自身で認識すること。

人と比べることが癖となり、心にダメージを負いがちな人が多い現代社会。


ぜひそういった人にこそ、ナナホシナナと半田旬が歌う本楽曲を聴いてもらいたい。

芯があり、どこか淡々と紡がれる言葉が「いい意味でみんなひとりぼっち」だということに気付かせてくれるだろう。




今後の活動の目標として、「e-sportsキャスターとしてもっと大きなイベントに出演したい」と語ってくれたナナホシナナ。

彼女は英語も堪能なため、この先ワールドワイドな活躍が期待できるだろう。


また、歌の活動についても「自分が納得できる歌い方を模索しつつ、たくさん歌を投稿していきたい」と具体的な目標を掲げている。

現在、すでに進行中の企画もあるとのこと。多彩な才能を持ち、今後ますます多くの人を惹きつけるであろう彼女の活動にぜひ注目したい。