爽やかな歌唱で魅せるバーチャルシンガー、たなかきさめ。


「サメと人間のハーフ」なVsingerの彼は、歌い手としては2019年から、Vsinger/Vtuberとしては2020年11月から活動。歌ってみた動画や歌枠配信など音楽ジャンルでの活動を中心に、ゲーム配信や他のVtuberとのコラボなど幅広いコンテンツを届けてきた。


ストレートで清涼感のある歌声と、幅広いテイストの楽曲を歌い上げる表現力を持ち味としており、現在進行形で着実にリスナーを増やしている実力派Vsingerだ。




・【オリジナル曲】Squalo - たなかきさめ



1st Singleとしてリリースされたオリジナル曲「Squalo」は、「海」「夏」をテーマに制作されたナンバー。曲のテーマは自身がサメと人間のハーフであることともリンクしていて、自身のVtuberとしての活動を「海」と照らし合わせながら作り上げたそうだ。


制作には作曲/作詞/Mixを手がけたpicco氏をはじめ、アートワークのさくしゃ2氏、ボーカルミックスを手がけたオビス氏、ロゴデザインのSELDO氏、タイトルロゴを手がけたD4ntalion氏、映像を制作したRiesz氏と、多くのクリエイターが参加。


また、たなかきさめ自身もラップパートの作詞を手がけているという。様々なシチュエーションで聴いてもらって元気を出してもらうために、歌詞にはとことんこだわりを詰めているそうだ。


多くの人から協力をもらって完成させたからこそ、とても思い入れが強いというこの曲。たなかきさめの代表曲として、まず聴いてみてほしい。



・神っぽいな - ピノキオピー【cover】/ たなかきさめ



ピノキオピーの人気曲「神っぽいな」の歌ってみたカバー。MixはMeis Clauson氏が、映像はあず氏が、イラストはホタテユウキ氏が手がけている。


かなり難易度が高く歌詞もシニカルで難解な曲だが、原曲の持つパワーや知名度もあり、ファンからも「歌ってほしい」という声が多く上がったことからカバーしたそうだ。結果的に好評を博し、特に海外のリスナーから反響があったという。


男性ボーカルならではの、クールで色気のある歌唱が魅力のポイントで、本人曰く「かなりカッコつけて歌った」とのこと。オリジナルのラップパートも加えられており、原曲の歌詞が持つ皮肉めいた部分を組んで、更にそこから一歩問題提起のような形のリリックに仕上げられている。


ラップパートをカバーで入れる際には、原曲の持つ歌詞や世界観を踏襲して作り、原曲へのリスペクトを忘れないという彼。どんな風にオリジナリティが発揮されているか必聴だ。





・フォニイ- ツミキ / たなか きさめ(Cover)【オリジナルMV】



ツミキのヒットナンバー「フォニイ」のカバー。Mixは「神っぽいな」と同じくMeis Clauson氏が、映像はあず氏とRiesz氏が、イラストはシロウサギウミウシ氏が、ロゴはオリジナル曲と同じくD4ntalion手がけている。


この曲もテクニカルで難易度が高かったそうだが、冒頭と2分ごろにカットアップの手法などを入れるなど、新たなチャレンジもおこなっているという。作曲に関しても勉強をしながら、このように独創的なアプローチを取り入れることを目指しているそうだ。


原曲へのリスペクトを持ちながら、その中でもただのカバーにならないよう、自分にしかできない表現を模索していくことを意識しているというたなかきさめ。表現者としての彼の挑戦にも注目しよう。



現在はチャンネル登録数1000人を目指しながら、活動をますます加速させているたなかきさめ。


オリジナル曲やカバー動画投稿のペースアップ、トークの上達、Vtuberの友達を増やすことなど、多くの目標を持っているという。また、自身のBOOTHショップを「Posha.」と名づけてリニューアルオープンし、様々な限定グッズも発売して支持を拡大している。


さらに活動の幅を広げていくたなかきさめに、これからも要注目だ。まずは彼のYouTubeチャンネルを登録して、日々の活動をチェックしていこう。