ボイスチェンジャーを駆使してエモーショナルな歌声をくり出すバーチャルシンガー、はやかわりんね。
「好きなことは歌うこと!苦手なことはVTuber!」とプロフィールを掲げて活動するはやかわりんねは、ボイチェン歌枠系VSingerとして歌をメインに活動。
歌枠配信や歌ってみた動画の投稿、オリジナル曲の公開などを中心にコンテンツを届けてきた。
2020年8月に初の動画を投稿し、活動開始からおよそ1年半が経った現在はチャンネル登録者数5555人を突破。
動画の総再生回数も10万回を超えるなど、着実に注目を集めつつある。
ボイチェンによる表現のさらなる進化を追求しながら前進中の要注目VSingerだ。
・はやかわりんね『BONDS』MV
活動開始からおよそ半年が経った2021年4月に公開された、自身初のオリジナル曲「BONDS」のMV。
活動当初はアカペラでの歌唱などを披露していたというはやかわりんねだが、元々はメタルコアやハードゴアなどの激しいジャンルが好きで、この曲でもそんな要素を取り入れているという。アカペラ独唱から始まり、徐々にバンドサウンドが広がって歌唱もナチュラルに力強くなっていく展開に、デビューから半年の歩みが込められている。
デビューからしばらくは順風満帆な活動とは言えず、辛く感じるときもあったが、それを乗り越えて成長しながら活動を継続してきた。
その自負が曲の中に込められ、それは「ありがとう、歌にするよ」といった歌詞にも表れている。
曲を手がけたのは自身のデビュー前からの友人だというコンポーザーのしろいるか氏。
壮大でドラマチックな曲展開と、はやかわりんねの激情を吐露する歌唱の融合は必聴だ。
・はやかわりんね「Seeds of Ignition」MV
自身2曲目のオリジナル曲で、こちらもハードコア色の強いナンバー「Seeds of Ignition」。
歌い上げる過程では技術的に難しいポイントも多かったそうで、シャウトやがなりなど、ボイスチェンジャーでは綺麗に表現する難易度の高い表現がいくつもあったという。それらの難所を乗り越え、ノイジーで激しい歌唱を実現。VSingerとして殻をまたひとつ破り、個性を確立したそうだ。
活動開始から1年が経ち、人には真似できない、自分にしかできない表現があると自信を得てきたというはやかわりんね。
VSingerとしての誇りと覚悟、挑戦を込めた一曲として聴いてほしい。
・【歌枠切り抜き】紅蓮華(gurennge)/LiSA 鬼滅の刃OP(kimetsu no yaiba)【VTuber】
普段は歌枠配信を中心に活動しているはやかわりんね。
主に深夜の時間帯に配信を行っていて、選曲は純粋に「自分が歌いたい曲」を選んでいるという。
タイムリーなヒットソングはもちろん、「インターネット老人会」と題して2000年代の曲を歌ったりと、幅広い曲を歌い上げているそうだ。
今後は新しい歌ってみた動画の投稿も控えていたりと、さらなる活動を予定しているはやかわりんね。
ライブへの意欲も見せていて、メタルコア好きとしてのマインドを大切にしながら「バーチャルライブハウスで治安の悪いライブを続けていきたい」「3D化して、みんなでバーチャルハードコアモッシュをやりたい」と語っている。VTuberのフェスを開催する、という大きな目標もあるそうだ。